インド・タイ旅行記 2009年
2009.7.18〜2009.7.24

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3日目
 目覚めたのは3時。日本時間で5時。まあ、日ごろ仕事があるときに起きる時間です←世界中どこに行っても正確な私の体内時計です。
 17:45発のデリー行きに乗ることだけがこの日の予定。逆算したら、余裕を十分にもっても14時に宿を出発したらOKということになります。と、言うわけで、前日同様とりあえずチットロムまで移動し、近くのショッピングセンターをうろうろした後に、適当に見つけた、前日とは別の古式マッサージのお店で1時間の全身マッサージをお願いしました。前日は40代と思しき女性、この日は50代と思しきオバサン。今日のオバサンの方が年季が入り、力も相当なもの。痛気持ちいいではなく、完全に痛い!と思ってしまいました。自分的には「外れ」を引いてしまったと諦めモードでしたが、そろそろ1時間がたつ・・・という頃にはしつこいくらいに延長を申し出ます。何度も断っても、です。やっとのことでマッサージが終わり、何気なく首に手を当てた私。すると間髪開けずに「首のマッサージが必要だ」と言い出すオバサン。違うんですって。あんたのもみが強すぎて痛くなったんですって!

 バンコクではボートが便利な庶民の足。

 チップの額を相場より少なくしようとも思いましたが、支払いのレジの横でニコニコ顔で立っているオバサンを見ていると、「空気の読めないかわいそうな人だ」という気持ちになり、結局50バーツをあげてしまいました。まあ、相性の問題だけど、これまでの古式マッサージの経験で最低でした←なのに、10回利用したら1回無料というポイントカードまでくれたおばさん。そっこうで捨てたけど^^; 
 予定通り13:00過ぎには宿に戻り、一階の食堂で食事をとりました。メニューも無いため、辛くないもので、肉の入っていないものを、と頼んで出てきたのがこれ。野菜炒めと卵ですね。これに加えて飲み物を2本頼んで45バーツ。120円ほどでしょうか。この内容でこの価格。だからこそ、毎回近隣諸国への旅行の前後に、タイでの1、2泊の寄り道を楽しむことができるんですね。
 料理の支払いに100バーツを渡し、おつりはチェックアウト後に荷物を預かってくれていたことへのお礼として受け取ってもらいました←あげすぎなような気もしていますが、スマートに渡したいですからね。 

名前の分からぬ料理ですが、そこそこ美味しかったです。
タイ人って、こんな感じの油で揚げるようにやいた卵焼きが
好きなようです。よくご飯についてきますよね。

 ちょうど14時にタクシーに乗り、渋滞の激しいスクムビット通りを空港とは反対方向に進み、さっきまでいたチットロムから北上し、高速道路を経由して45分後に空港に到着。珍しくしっかりとメーターを利用してくれたタクシー代が237バーツ。高速代が70バーツ。う〜ん・・・。乗っている距離を考えると日本よりずっと安いけど、公共交通機関の運賃や飲食代などと比較すると、やはり高いよな〜と思ってしまうバンコクのタクシー代です←昨年からかなり値上げされた模様です。

 空港では、これといってすることも無いため、すぐにチェックイン&出国完了。15:00には制限エリア内にいました。異様に高い空港内のお店で買い物する気にもならず(←だって、日本と変わらぬ物価なんです)、すぐに搭乗ゲートまで移動・・・と思ったら、早すぎてまだゲートが決まっていませんでした(笑)

誰もいない、そして椅子すらないCコンコース。お店もトイレもありません。右、搭乗機。

 C4ゲートということが分かった後、すぐにそこまで移動したのですが、Cエリア前にある荷物チェックの係員に、「まだ時間がたっぷりあるし、これより先にはお店も何も無いですよ?」といわれてしまいました。知ってます。何度も来ているから。お店どころか、ベンチもごく僅かしかないし、トイレもないことを!!←スワンナプームはゲートが開くのは直前なんです。それまではゲート前の数個しかない金属製の硬い椅子で待つことになるんです。それが嫌なら、異様に高い物品を購入して待ちなさい、ということなんでしょうかね。

 結局C4ゲートに入れたのは1時間後。まあ、旅行記をまとめていればあっという間でした。とはいえ、それからさらに1時間もあります。無料で利用できるインターネットサービス専用のPCが2台あったため、とりあえずメールチェックをしたり、日本の最新ニュースを見て浦島太郎状態を回避(笑)。また、これまでは耐え切れないほど寒かった空港内ですが(←私だけではなく、寒さに震えている子供を何度も見かけました)、今回に関しては肌寒いな、というレベルだったことを付け加えておきます。

 ようやく乗り込んだタイ国際航空TG315便デリー行き。ANAの機材と同じB777でしたが、明らかにシートの横方向にゆとりがあります。2日前に乗ったときに感じた狭さも無いですし、すわり心地もTGのレカロシートの方が数段快適に思えました。でも、いいことばかりではありません。飛行機に一歩足を踏み入れたときから、汗の臭い、ワキガの臭い、便所の芳香剤のような香水の臭い・・・と、いろいろな臭いでなんとも芳しいんです^^;。これだけで気分がわるくなってしまいそうでした。ついでにいうと、機内の寒さはTG便ならでは。防寒のため、半そでTシャツの上にしっかり上に長そでを着込んだ私ですが、それでも寒かったです。 

タイ国際航空はYクラスでも温かなパンを提供してくれる
のが嬉しいです。だいたい、いつも食べないのだけど^^;

 3時間半というちょうどいいフライト時間を経て、初めて訪問するインドに無事着陸。健康診査、入国審査ともほとんど並ばず非常にスムーズでした。が、荷物のピックアップに時間がかかりました。言葉のあやではなく、一番最後に出てきたのが私のスーツケース。振り返ったらもう誰もいませんでした(笑)。しかも、遅くなったの関係があるのかどうかわかりませんが、明らかにスーツケースを開けられた形跡があります←でも、盗まれた物はないようです。

 空港内でとりあえずUS$60をインドルピーに両替。2600ルピーになりました。為替相場では1ルピーが2円ちょっとなので、まあ妥当な額ではないでしょうか?

 厳しく調べられる人、素通りでもOKの人、その差が激しいと言われるインドの税関ですが、幸運なことに私はフリーパス!←直前の人が検査官に調べられている隙に要領よく通り抜けただけ、ともいえますが(笑)

 到着ロビーに出ると、それはそれは迎えの人でごった返しています。両側の柵沿い多くの人が名前を書いたプラカードを掲げています。だけど、私の名前はありません。え??と思いながら列の最後まで確認したけどありません。まじかよ!と思ったとき、列の後ろに小さな2列目を発見。そこにありました、私の名前が^^;
 この旅のガイドさんは さん。40代半ばぐらいでしょうか?元銀行員で、趣味で始めたガイドがいつの間にか本業になったとのこと。挨拶代わりに、「思ったほど暑くはないですね〜」なんて言ってしまった私。すぐに前言撤回!涼しかったのは空港内は冷房が効いていただけ。一歩外に出ると、シンガポールやタイに夜間ついたときでも経験したことがない熱気でした。洋服のままサウナに入ったような感じ、そう言ったら雰囲気が伝わるかな? 

 出迎えの車は、かの有名なタタ社製のINDIGO。小型セダンです←2日目が終了するまで、距離にして300キロ超、時間にして6時間ほど乗っていましたが、ずっと3気筒1000ccほどのガソリンエンジンだと思っていたら、なんとTDIエンジン。はい、直噴のディーゼルエンジンでした。そうとは思えない静けさ、そして拭け上がり。運転席後方に座っていたためタコメーターが見えずに気づきませんでした。外で聞く分にも3気筒のガソリンエンジンのようなバランスの悪さ、それくらいにしか感じないエンジン音。やるな〜!タタ社!!

私にしては豪華すぎるほどのホテル。
これでお湯が出れば最高だったのだけどね。

 この日はホテルで寝るのみ!、がインドでの最初の行程。渋滞の激しいデリーの道を進み30分ほどで郊外にあるアショクカントリーリゾートホテルに到着。昨年までは1泊で2万円だったらしく(←景気悪化&為替相場の急落で最近は1泊1万円)、それなりのホテルでしたが、アジアのホテルの常でお湯が出ません。ぬる〜いお湯が最初の数分出るのみ。まあ、しゃあないです。幸運なことに?インドは電圧が220Vのため、電気ポットのお湯が30秒ほどでかなりの高温になるんです。1分もすると沸騰しちゃうほど。なので、ぬるま湯をバスタブに入れた後、熱湯を数回注ぎいれると、それなりの温度になり、ゆっくりバスタブに浸かることができました←洗髪後はぬるま湯で流すしかないけど。


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