4日目
ホテルを出て数分で高速道路に入りましたが、そこはインドです。2人乗りのバイク(←しかもノーへル)や、定員の倍近い人の鈴なりに乗ったオートリキシャーなど、まあ、乗れるだけ乗った車が多数走っています。7人も大人が乗ったワゴンRも走っていたっけ。前の車を追い越す際には必ずホーンを鳴らすインド人。渋滞で前が進まないと、もうホーンの大合唱です。
出発から2時間ほどで一旦トイレ休憩。トイレを利用する際には、5ルピーから10ルピーのチップが相場のようです。再出発してから2時間。ジャイプール中心部まであと少し、という場所で昼食をとります。メニューは当然カレーです。3種のカレーとナン。チキンが後から出されたけど、当然スルーです。おなかのことを考え、生野菜もスルー。ここではガイドさんも一緒に食事をとったため、右手だけで食べるインド流の食べ方を伝授してもらいました。だけど、ナンを小さくちぎるのは至難の業。できるようにはなったけど、私がやるとどうにも汚い感じ^^;
実は、レストランの前で車を降り、いざ食事〜というときに、なんとカメラが手から滑り落ちアスファルトめがけて急降下。5月に購入後、これが3回目の使用なのに・・・と、わらにもすがる思いで拾い上げると、電源もしっかり入ります。不幸中の幸いで、割れたのは取り外し式のレンズキャップ。そして電池カバーに僅かながらの傷がついただけでした。コンパクトカメラだったら壊れていたのかも、です。
食事後、ピンクシティの異名を持つジャイプール市内観光が始まります。まず向ったのがアンベール城。山の尾根沿いに伸びる城壁は、まるで万里の長城の様。日光直撃で40度ほどと思わる気温でしたが、城の内部はいたって涼しいものでした。大理石でできていることもありますが、うまく考えられているようで、日差しをさえぎる工夫がしっかりとなされています。風の通りもいいようです。
お城の次は徒歩でのジャイプール観光が始まります。まずは今なおマハラジャが暮らすシティ・パレス。そしてジャンタル・マンタル天文台。そして風の宮殿。一番楽しみだった風の宮殿は外から眺めて終了だったのが残念ですが、天文台から風の宮殿まで移動する際、ガイドさんがリキシャーを頼んでくれました。時間にして2分ほど。距離にして200メートルほどでしょうか。
暑い中、必死にこぐ姿。痩せている中年男性ですが、その一こぎ一こぎに力が入っているのが座っている私にも伝わってきます。観光客ならいくら払うのか分かりませんが、ガイドさんが彼に私には20ルピー。40円です。この仕事を一日続けて、いったいいくらの稼ぎがあるのでしょうか。夕暮れの染まるジャイプールの繁華街を通り抜けながら、インドの底辺を支える彼らのことを考えてしまった私でした。
ジャイプール観光はこれで終了。と、思ったらインド綿の工場に連行されてしまいました。インドネシアでも見た、蝋で下絵を描いた上に染料で染める綿製品。いらないのだけど、ぼけ〜と説明を聞いていたらシャツの採寸が始まってしまいました^^;仕方なく、かなり値引きした上で母親へのお土産を購入←実用性は低そうだけどね。ホテルも中心部近くでしたが、地球の歩き方にも詳細な地図が掲載されていないし、ガイドさんも夕方以降は街には出ないほうがいい、そういっていたため、おとなしく部屋で休んだ私です。夕食はホテルのバイキング。と、言っても全然たいしたことはなく。他のホテルの朝食並みの内容でした。しかも、コーラを頼んだのだけど、もって来たのは10分後。食べ終わる直前です。高級ホテルなのに(ー_ー)!!
部屋に戻って旅行記を打ち込みつつ、前夜同様電気ポットで湯船に入れるお湯を沸かし続けた私でした。夕食はバイキング。 |