スペイン旅行記
2015.12.212015.12.29


42回目の海外、そしてはじめてのスペイン。結婚して以来、海外旅行といえば近場のアジアorハワイ。正直、独身時代のようにアジアの国々をすべて自己手配で旅行するというようなこともできなくなりました。また、まだ行ったことのない国はたくさんあるのだけど、新しい国を開拓することもなくなってしまいました。特に、ヨーロッパに関しては結婚後になんども妻を誘ったのだけど、「日本より寒いところにわざわざ行く気がしない」という理由で却下。まあ、夏季にいけばいいのだけど、そうすると旅行代金も一気に高くなってしまいます。冬季のヨーロッパ、かつ、私が一度も行ったことのない国、併せて、治安が比較的安心・・・ということでふるいにかけていくと、ギリシャとスペイン、ポルトガルが候補に上りました。その中から、妻も興味のある世界遺産、サグラダファミリアのあるスペインにいくことに決定しました。そうなれば、あとは早いもの。一人なら自己手配で行くところですが、妻と一緒ならツアーでないと許可が下りません。各社のHPを見比べて、結果的に選んだのが、今回利用した≪羽田発着≫【燃油込み】ルフトハンザドイツ航空利用 (6泊目)ヒルトンに泊まるスペイン8日間という阪急交通社のツアーです。料金は下の表のとおり。これに、羽田での前泊のホテル代、千歳―羽田間のチケットを自己手配して予約は完了です←なお、妻は通信制の大学の学生。なので、学割も使えました^^;
 

ツアータイトル ≪羽田発着≫【燃油込み】ルフトハンザドイツ航空利用 ヒルトンに泊まる(6泊目)スペイン8日間  
問い合わせ番号 コース番号 予約申込日 出発日 日数 利用人数 合計金額
 

E801S

20151026

20151222

8日間

2名様

338,300

当初の請求額
 324,740

追加請求の空港諸税等
 18,560

まさかの学生割引
5,000円
 

ツアーのセールスポイントは下の表の通り。また、行程もバスでの移動が多いものの、街ごとに1泊するため、過去に参加した格安ツアーなんかよりは移動時間が少ないように思えました。また、このツアーは、ホテルのランクもそれなりに高いところを利用するため、ハムとチーズとパンだけしか出ないという、過去に参加したJ○Lパックの格安ツアーよりも、満足度が高いと思いました。では、以下に阪急交通社のHPに乗っていたセールスポイント、工程表、そして旅行の諸注意を転載します。
 今回の旅行記は、事前にほとんど下調べもせず、ただただ、添乗員さんの後ろを追いかけて旅した1週間であったため、細かな感想というよりも、各地での観光と食事などに焦点を当てていきたいと思います。

  • ★6泊目バルセロナではデラックスクラスホテル(当社基準)のヒルトンへご宿泊!!
  • ★当コースだけ!アルハンブラ宮殿・サグラダファミリアの夜景ポイントへご案内!!
  • ★スペインといえば・・・アントニ・ガウディの建築もたっぷりお楽しみ!

〜〜〜〜当コースだからこそ!こだわりのポイントをご紹介します♪〜〜〜〜
★こだわりのホテル★
1.長時間のフライトは疲れがたまりがち・・・ですが!当コースでは1・2泊目マドリッドで2連泊にてご案内!
お荷物を運ぶ手間も省けます♪
2.6泊目バルセロナではデラックスクラスホテル(当社基準)ヒルトン(注3)へ指定でご案内!
80ヵ国近くに存在し、長い歴史を誇るヒルトンホテルにて優雅な時間をお過ごしいただけます。

☆こだわりの観光☆
1.絶景夜景ポイントへご案内!
日照時間が短くなる秋冬だからこそ!普段はご案内しにくい、アルハンブラ宮殿・サグラダファミリアの夜景をご覧いただけます。

2.アントニ・ガウディの建築を堪能!
(1)未完の傑作「サグラダファミリア」
スペインを代表するサグラダファミリア。まだまだ完成までに時間を要すると言われていましたが、最新の技術によってガウディ没後100年の節目となる、2026年完成予定!?
(2)ガウディ最高傑作とも称される「コロニア・グエル教会」
バルセロナ市内から離れている為、通常弊社ツアーではご案内していない、コロニア・グエル教会。逆さ吊り模型の実験だけでも10年を費やしたと言われる建設構造はガウディならでは。ステンドグラスなど装飾も美しい教会です。
(3)砂丘や溶岩の波のような「カサ・ミラ」、見事な曲線美で海を模した「カサ・バトリョ」
スペイン語で「カサ」は家・邸宅を意味します。

3.南アンダルシア地方もたっぷり観光!
メスキータ、アルハンブラ宮殿はもちろん、ドン・キホーテの舞台となったラ・マンチャ地方の白い風車群、女性に人気の白い村ミハスへもご案内!

――***その他にも―
★スペイン名物料理を含む全食事付(朝6回・昼5回・夕5回)!※機内食を除く
☆便利なトラベルイヤホン付!
★もちろん羽田空港から安心の添乗員同行!

*〜*〜オプショナルツアー(別料金)のご案内〜*〜*
【2日目】世界遺産古都トレド観光←スペインではやはりトレドは外せません!
■おひとり様(2歳以上):13,000円 ■所要時間:14:00〜18:30 ■最少催行人員:8名 ■条件:送迎・ガイド付、入場料込
エル・グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」を収めた◎サント・トメ教会、観るものを圧倒する◎カテドラルといった中世の面影を残す世界遺産の街トレドをご堪能ください。
※観光時間は約2時間となります。

【3日目】フラメンコドリンクショー←時間帯が厳しいので、これは不参加にしました
■おひとり様(2歳以上):10,000円 ■所要時間:21:00〜23:30 ■最少催行人員:8名 ■条件:送迎・ワンドリンク付(アルコール含む)
スペインを代表する情熱の踊りをたっぷりお楽しみいただきます。
※鑑賞時間は約1時間となります。
1日目

スケジュール

食事

12:20〜15:20;東京(羽田)発。空路、ルフトハンザドイツ航空にて、マドリッドへ(フランクフルト又はミュンヘン乗り継ぎ)。

21:40〜23:30;マドリッド着。着後、バスにてホテルへご案内します。

23:40〜25:30;ホテル着。

〜長い空の旅で、少しでも負担を減らして頂くために、マドリッドでは2連泊に致しました♪♪〜
  • 朝食:―
  • 昼食:機内食
  • 夕食:機内食
【宿泊地:マドリッド泊】スタンダードクラス
2日目 08:30;ホテル発。マドリッド観光(約3時間)(ゴヤの作品が並ぶスペインが誇る美の殿堂◎プラド美術館(2時間)(注1)、セルバンテス没後300年を記念した碑が建つ○スペイン広場、芸術家の作品で贅沢に飾られている△王宮)。
観光後、昼食。

その後、マドリッド市内にて自由行動。

≪OP≫【世界遺産】古都トレド観光(別料金)

20:00;ホテル着。
  • 朝食:アメリカン又はバイキング
  • 昼食:パエリア
  • 夕食:レストラン
【宿泊地:マドリッド泊】スタンダードクラス
3日目 08:00;ホテル発。コルドバへ(約397km、約5時間40分)。
着後、【世界遺産】コルドバ歴史地区観光(約1時間30分)(幾重にもアーチが連なる神秘的な◎メスキータ、白い壁に花鉢が吊り下げられた可愛らしい路地○花の小径)。
観光後、セビージャへ(約139km、約2時間)。

20:30;ホテル着。

≪OP≫フラメンコドリンクショー(別料金)
  • 朝食:アメリカン又はバイキング
  • 昼食:季節のスープ
  • 夕食:ホテル
【宿泊地:セビージャ泊】スタンダードクラス
4日目 08:30;ホテル発。セビージャ観光(約1時間30分)(スペイン最大の大聖堂【世界遺産】○カテドラル、スペイン各県の歴史的出来事を描写した壁面タイル絵が特徴的な○スペイン広場、△黄金の塔)。
観光後、ミハスへ(約240km、約3時間30分)。

着後、女性に人気のかわいらしい白い村ミハス散策(1時間)。
散策後、グラナダへ(約160km、約2時間20分)。

着後、絶景夜景ポイント!アルハンブラ夜景観賞(約10分)へご案内。

20:00;ホテル着。
  • 朝食:アメリカン又はバイキング
  • 昼食:魚料理
  • 夕食:レストラン
【宿泊地:グラナダ泊】スタンダードクラス
5日目 08:00;ホテル発。グラナダ観光(約2時間)(在りし日の栄華を秘めて佇む【世界遺産】◎アルハンブラ宮殿(注2)、◎ヘネラリーフェ庭園)。
観光後、ラ・マンチャ地方へ(約317km、約4時間30分)。

ドン・キホーテゆかりの地で○白い風車をご覧いただきます(約30分)。
その後、バレンシアへ(約280km、約4時間)。

20:00;ホテル着。
  • 朝食:アメリカン又はバイキング
  • 昼食:ドンキホーテメニュー
  • 夕食:レストラン
【宿泊地:バレンシア泊】スタンダードクラス
6日目 08:00;ホテル発。バルセロナへ(約358km、約5時間10分)。
スペイン第2の都市カタルーニャ地方の中心バルセロナ観光(約4時間)(ガウディ建築充実観光 未完の傑作【世界遺産】◎サグラダファミリア)、△カサ・ミラ、△カサ・バトリョ、◎コロニア・グエル教会)。

観光後、絶景夜景ポイント!サグラダファミリア夜景観賞(約10分)へご案内。

20:00;ホテル着。
  • 朝食:アメリカン又はバイキング
  • 昼食:レストラン
  • 夕食:タパス
【宿泊地:バルセロナ泊】デラックスクラス
7日目 03:00〜11:40;ホテル発。

06:05〜14:40;バルセロナ発。空路、ルフトハンザドイツ航空にて、帰国の途へ(フランクフルト又はミュンヘン乗り継ぎ)。
  • 朝食:○
  • 昼食:機内食
  • 夕食:機内食
【宿泊地:機中泊】
8日目 09:55〜13:05;東京(羽田)着後、解散。
  • 朝食:機内食
  • 昼食:―
  • 夕食:―
旅行日数 8日間 最少催行人員 25名
添乗員 同行致します
日本発着利用航空会社/船舶名称 ルフトハンザドイツ航空(LH)
座席クラス エコノミー 食事回数 ※機内食除く 朝食:6回 昼食:5回 夕食:5回
その他 ※上記スケジュールは2016月2月現在のものであり、航空機・バス等の交通機関の都合・天候・現地事情・道路状況等により、旅程・見学箇所・訪問順序・食事内容が変更になる場合がございます。

■バス1台最大39名様の催行となります。
■おひとり様参加同士での相部屋は受付いたしかねます。予めご了承ください。
■教会、カテドラル、寺院、修道院等は、宗教行事などの事情により、急遽閉館になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
■世界遺産はその一部のみの観光となる場合がございます。
■国内空港施設使用料・カタルーニャ州滞在税及び海外空港諸税が別途必要となります。
■海外空港諸税の目安:8,010〜9,490円(2015年5月28日現在)
■当コースは燃油サーチャージが旅行代金に含まれております。今後、燃油サーチャージが増減した場合でも旅行代金に変更はございません。
■パスポートの残存期間:本コースは出国時、100日以上のパスポート残存期間が必要となります。

おひとり様部屋追加代金(相部屋不可):55,000円

12月21日
  羽田近くでの前泊のための移動日。やはり冬の旅行って、千歳からの便が飛ばないことを念頭に置いて計画を立てないといけませんよね。今回は、以前利用したことのある東横イン羽田空港に前泊することにしました。道路を渡ったところにセブンイレブンがあるので便利。この日の晩御飯はセブイレブンのおでん。普段はコンビニのおでんを食べないこともあるけど、出汁がきいていてとってもおいしいおでんをだと思いました。

12月22日
ルフトハンザLH0717便。久しぶりの747。正直、747にはもう乗ることがないとも思っていたほどです。とはいえ、今回はツアーらしくエコノミー席、それも後方列。でも、それが逆に747の大きさを実感させました。通路も広く、やはり快適です。映画を見たり食事をとったりを繰り返していると、ロシア上空でドクターコールが流れました。何度か目のコールの後、妻がナースなのでいくように促したのですが、実際行ってみるとルフトのドイツ人CAさんに邪魔だから戻るように言われたとか(笑)。

羽田のラウンジにて。いつも食べる山菜そばをおいしくいただきました!

機内食1回目。肉と魚の各バージョン。→はセカンドサーブのお肉です。

フランクフルトで乗り換えたLH1120便は悲劇でしたね。何がって?到着したら、ルフトの地上係員がストライキ中で預けた荷物が出てこないんです。

フランクフルトで乗り換え〜。

カウンターにいた職員にいっても同じくストライキ中で意味なし。1時間以上も放置プレーとなり途方に暮れていると、スペイン警察が到着。スペインでは警察が介入しない限りストライキも終わらないのだとか。スペインの第一夜、いや、第一歩がこんな有様。前途多難。

ようやく宿りついたホテルにて。朝食のビュッフェが
とても豪華でした。チュロスがスペイン発祥だとは、
この旅行で初めて知りました。

12月23日
時差ぼけと、前夜のストライキによる寝不足もありフラフラの状態ではじまったマドリッド観光。まず向かったスペイン広場や王宮は詳細に説明してくださったものの、「へぇ〜」とその場では理解したつもりでも、後には何も残っていません。続くプラド美術館は、実は美術館好きの私が楽しみにしていた場所。そんなに広くもない美術館ではありましたが、フラ・アンジェリコの受胎告知や、アルブレヒト・デューラーのアダムとイヴエル・グレコのどことなく怖い作風の絵画の数々を見ることができました。

たぱすってこんな感じらしい。

 お昼はスペイン料理ということで、タパスをいただきました。中欧やイタリアに行った時と違い、これなら1週間食べられそうな気がして一安心

トレドの街並みを一望できる丘から。トレド大聖堂は外目にはそこまで大きいように感じませんでしたが、中をどんどんと進むと・・・。

 
午後からは事前に申し込んでいたオプショナルツアーに参加して、古都トレドに向かいました。

テレビの中でしか知らなかった鉄の鎧や欧州風の剣にちょっぴり興奮しちゃった^^

非常に坂の多い街ですが、さすが世界遺産に選ばれている街です。天気も非常によく充実した観光を行うことができました。トレド大聖堂の荘厳な雰囲気、そして細かなところまで実に繊細に作りこまれた祭壇に感動して言葉を失いました。

クリスマスシーズンに、こんな素敵な教会を訪れることができました。何かかもが荘厳で、かつ、繊細な美しさを解き放っておりました。

再びマドリッド市内に戻り夕食。 さすがにみなさん、時差ボケと長旅の疲れのようでぐったり。私たちはそれを見越してオプションを付けていなかったのですが、半分くらいの方々は眠い目をこすりながらフラメンコのショーに移動しました。

まあ、ツアーの食事だからこんなものかな。
ケーキが妙に甘いのはこのあとずっと感じた
印象ではあります。

12月24日
2泊したマドリッドのホテルを出発し、一路コルトバへ。距離400キロ。

この時はまだなんだかわかっておりません。

午前中はただ移動するだけ。でも、今回のツアーバスは車内にWiFiが飛んでいるのでメールチェックなどもでき、暇することなく移動することができました。

とっても陽気な人、街、そして空気。オレンジが道端に落ちているなんてさすがスペイン!

コルドバ到着後はまず昼食。洒落た雰囲気のレストランで名物のパン料理をいただきました。

このメニューがこのスペイン旅行の食事で
一番おいしかったかな。

昼食後は、いよいよグアダルキビール川にかかるローマ橋を渡り、世界遺産でもあるコルドバの街並みを観光します...とはいえ、この日は残念ながらクリスマスイブ。メインであるはずのモスク、メスキータ(コルドバの聖マリア大聖堂)には入ることができず、町並みの散策がメインとなってしまいました。

いや〜とっても天気が良かった〜。最高のクリスマスでした(^_-)-☆

ですが、きれいな「花の小道」の風景や、バーで酒を飲むながらクリスマスを祝う現地の人たちの様子を伺うことができ、観光地ではあるものの、ローカルの風景を垣間見た気がしました。

残念ながらメスキータはクリスマスのために中に入れませんでした。左の門の隙からパチリ!


観光後は再びバスに揺られ、今度はセビージャへ移動します。ホテルには夕方到着しました。

クリスマスの食事。でも、メニュー自体は
ツアー向けの普通の食事でした。

クリスマスでもあるので現地のスーパーに足を運ぼうと思ったのですが、夕食まであまり時間がなく食後に行くことにしました。食事は、一応クリスマスということでフルーツがサービスになったのですが、オレンジやリンゴなどがフルーツ売り場のようにそのまま並んでいるだけで食べようもありませんでした。 食事を早めに切り上げ、添乗員さんの説明にあった場所まで歩いて移動すると確かにスーパーがありました。が!私たちがついたのがちょうど閉店時間。クリスマスなので早めの閉店だったようです。悔やんでも仕方ないけど、食事前の短時間で行ってくればよかったです。  

12月25日
クリスマスの朝。この日はまずセビージャの観光です。まずはスターウォーズの撮影にも使われたらしい巨大なスペイン広場の観光です。ここの壁版にはスペインの各都市の地図と絵画が描かれています。一つ一つには意味や歴史があるのだろうけど、そんなことなんか気にもせずただただ写真を写す私たち。だってそれくらい美しいのです!世界各地に多数あるスペイン広場ですが、どの観光ガイドにもここが一番美しいと書いてあるのも納得です。  

何もかもが美しく壮大なスペイン広場

その後、セビリア大聖堂の外観もみたのですが、たとえ世界3位の大きさを誇るといわれても、やはりスペイン広場を見た後じゃ感動もそれなり。個人で行くときには順番を考えたほうがいいかもしれません。

快晴の中、さらに白い家々が綺麗に輝いていました。まぶしかった〜!〜!


朝早い時間の2時間の観光ののち、再びバスで240キロの移動です。

これが何度も立ち寄ったABADES。コンビニ兼ファーストフード店という感じですね。

次に訪れたのは ミハス。私はこの町の名前が気に入りました。なんとも心地よい響き。ミハス。そして白い町並みがとっても綺麗でもあります。最近、日本人にも大人気なのも納得!地中海に臨む小さなですが、アンダルシアの強い日差しが町の建物の白壁に反射し、町を鮮やかに映し出します。町は観光客で活気づいています。町の様子を反映し、白い街、白い村、いろいろな呼び方がされているようですが←私には、角砂糖が並んでいるように見えました。スペインらしい強い日差しを浴びてとっても気持ちよく観光を楽しむことができました。

街並みとこの日の昼食。


そうそう。思い出した!そういえば、この町には世界最小の闘牛場があるんです。しかも、通常は、闘牛場と言うと円形ですが、ここの闘牛場はなぜか四角形。出入り口付近には闘牛に関するグッズなんかもある小さなお土産屋さんになっています。そのレジで入場券を買って闘牛場の中に入りました。

世界最小の闘牛場。入り口はプチ博物館。


  街には何か所か、日本の屋台を思わせる小さなお店もあります。売っているのは、こちらの名物ガラピニャーダと呼ばれる大鍋でアーモンドと砂糖を和えた甘いお菓子です。古来、こちらではアーモンドがとれるらしく、それを反映したもののようです。  
短いミハスでの観光時間でした。再び集合場所に戻ると今度はグラナダに移動です。その距離160キロ。のどかで温暖なミハスから、かつてのグラナダ王朝の都へと移動です。バスがグラナダに到着することにはあたりはすっかりと暗くなっていたのですが、今回のツアーではホテルにまっすぐに移動するのではなく、アルハンブラ宮殿を遠くに眺める小高い場所を経由しました。

なんともビミョ〜だった宮殿の夜景。

もちろん、夜景観賞のため。この日は朝から素敵な景色を多数みたためか、あるいはまた、バスに揺られた疲れのためか、正直、アルハンブラ宮殿の夜景はあまり感動しなかったHIROでした。  

なぜかベッドが4つもあったこの日のホテル。最初、間違ったかな?と思ってしまったほどです。食事もホテルのレストランでした。

12月26日
朝からアルハンブラ宮殿の観光です。朝もやに包まれた中、宮殿入口まで移動したのですが、それはそれは人の多いこと

朝早く、すでに多数の人が詰めかけています。

このツアーに参加して一番込み合っていた観光地です。ツアーの参加者は事前にチケットを予約しているため多少の待ち時間の上で中に入ることができましたが、個人で来ていると思しき世界中からの多くの観光客は、チケットブースに並んでいおりましたが、ここは事前に予約していないと当日券を購入することが難しい場所のようです。 ここでこの日の現地ガイドさんと合流したのですが、一人は英語しか話せない方。もう一人はぺらぺらとダジャレ交じりの日本語を矢継ぎ早に話すおじいさん。当初は二手に分かれてそれぞれのガイドさんについていく予定でしたが、英語しか話せないのでは…ということになり、結局、全員、おじいさんについてまわりました。結果的にはこれが大正解。今となっては何一つ覚えていない彼の説明ではありますが、その場にいる限りとっても楽しく説明を聞くことができました←唯一覚えているのは、ライオンの中庭で説明ですね。確かにかわいくない!?  

歴史的には宮殿というよりも城塞都市としての
性格が強いのかな?ここの価値や意義について
はしっかりと学習してからいかないとさっぱり
分からないかも。

現在はカトリックの国であるスペインの中にあるイスラム。それがアルハンブラ宮殿。一つ一つの装飾などをみて、そう感じながら、広いお城←実際には城塞。を見て回りました。  
まだ午前の早い時間ではありましたが、今度はラマンチャ地方を経由してバレンシアへと移動です(距離にして600キロ!)。まず、旅行3日目にも立ち寄ったレストランでの食事です。このお店は、ぱっと見、ドライブインのような風情ですが、実は、あの有名なお話、ドン・キホーテにも登場するレストランとのことで2階には小規模ながら博物館も併設されておりました…が、ほとんどのツアー参加者さんは1階の土産物屋さんでのお買い物に時間を費やしたようです。

二度目の訪問でようやくドン・キホーテに
ついてわかってきました。けして、わかった
わけではありません^^;

一度目に立ち寄った時にはドン・キホーテの話なんてタイトルしか知らなかったため、何のありがたみもなくトイレを利用しただけですが、2回目の今回はじっくりと説明を聞いてから来たためありがたみが分かった気がしました。と、同時に、観光旅行は最低でも2回は同じ場所に行くべくだと実感しました←これまでは少しでも多くの国に旅行したいと思っていたけど、最近では過去にいった国々再訪し、今の価値観で再度同じ景色を見たいと思っております。  

いや〜素敵な景色でした。なんだか時間がゆっくりと流れている、そんな気がしてくるほどでした。

さて、食後に訪れたラマンチャ地方のカンポ・デ・クリプターナ。そして世界的にも有名なあの白い風車群。まあ、なんて素敵な場所なんでしょう!もうこれしか言葉がない!!と断言してもいいほど、かわいらしく、そして歴史を感じさせる素敵な場所。時間が中世から止まっているのではな?そう言っても過言ないくらいの素朴な町並みでした←ツアー参加者のうち、若い方は風車をバックに思い思いの写真を写しておりましたが、ある年齢以上の方はこの地でし買えないらしいワインのお店で大人買いをしておりました。  
素敵な風車の景色に別れを告げ、バスはバレンシアへと移動します。まあ、最終目的値はまだ先のため、途中まで移動したという感じですね。

ようやく、私も知っているスペイン料理が
出てきましたよ。でも、大味であまり口には
合いませんでしたが。

この日のホテルと、朝のブッフェ会場。さすがにこのころになると、朝からたくさん食べる気にはなりませんでした。

12月27日
朝早い出発。それもそのはずで、いよいよ最終目的地のバルセロナへ移動です。まずはバスに揺られること5時間(360キロ)。 高速道路を突き進み、街並みが都会的な装いを呈してきたころにはバルセロナに到着しておりました。ビル群の中をぼ〜っと車窓を見ていると、あ!と一瞬見えたものが!!そう、あのサグラダファミリアです。ガイドさんの説明よりも先に発見したので喜びもひとしおです。サグラダファミリアには、さすがにやや離れた場所から徒歩で移動します。ですが、これまでの観光地とは違いビルに囲まれており、割と近くにいくまでは姿が見えてきません。ようやく全景が見えてきたときには、そこにはすごい人だかり。銃を構えたポリスも警備しております。スリやインチキくさいお土産屋もあるらしく、細心の注意をしつつもみなさん次から次に写真を撮っております。休日だったこともり、クレーンも止まっておりますが、世界遺産を見ているというよりもビルの建設現場を見ているような気もします。

やっと、やっとやっと、やっとたどり着きました!HIROの安っぽい言葉では表現できない、本当に魅力あふれる素晴らしい建築物です。

世界遺産って古い遺跡等を保護するイメージが強いけど、ここに限っていえば、新しくはないけどできてもいないというなんとも不思議な状態です。

外観ばかりではなく、その内観もとっても美しかったです。ぜひ、中までじっくりと観光していただきたいとおもいます。

まだ建築中の箇所も多数ありますが、よく見るとあちこちにキリスト教の建物らしい
彫刻などが随所にちりばめられております。

地下のミニ博物館は、実は、パーツ作りの
工房も兼ねているんですね。

嬉しいことに、今回のツアーでは中にも入ることができました。サグラダファミリアといえば荘厳な外観が有名ですが、実際に中に入るとその美しさに驚きです。クリスマスということもあり人の多さにもびっくりしましたが、それ以上にどの角度を見ても全く違う様相を呈する内観にただただ見とれてしまうばかり。この色調は写真に撮って後から眺めるのではなく自分の目で見なければ決して味わえないもの、そう断言してもいいほどです。

いったん外に出ると、再びガイドさんが解説してくださいました。そこでまた驚いたのが←事前に何も下調べしていないからなんだけど、まず、ガウデイ自身が手掛けた西側の受難のファサード。イエス像とともに刻まれた謎の数字は、イエスの後ろに描かれた数字は16の数字からなる暗号で、310通りの足し算の結果が常に33になり、それはイエスの亡くなった年齢を意味しているんですって。
その後、地下にある博物館にも行ったのですが、過去の写真があったり、完成予想図があったり、模型があったりと、すべて視覚で直感的に理解できる展示となっております。これはガウディという自閉症スペクトラム(アスペルガー)で視覚優位であったといわれる天才建築家が後世にそうさせているのかな?なんて思ったりも←自閉症スペクトラムについて最近お勉強しております。

お昼ご飯を頂いたレストランはビーチの近くに多数ある海鮮レストラン。ビーチを眺めれてると、12月末にも関わらず、まるでオアフ島のビーチにいるの?と思ってしまうほどの賑わい。また、レストランにしても新鮮な魚介類がお店の外にまで多数並び。ここは築地か?でも、ディスプレーの仕方が日本とは違いオシャレだぞ?という何とも不思議な気持ちになってしまいました。

まるで南国ハワイのような雰囲気でした。新鮮な魚介類がたくさん並んでおりましたよ!

料理のおいしさもさることながら、この明るい光、陽気な雰囲気、きれいなビーチ。もしまたバルセロナに行く機会があればぜひまた訪れたいエリアです。

食後は郊外にあるコロニアグエル教会に移動します。もちろん、ここもガウディが設計した建築物なのですが、当初は、ガウディのパトロンであるグエルさんが、労働者の教会・学校・医療機関にするために依頼した、大規模な建築物となる予定でした。ですが、ガウディにサグラダファミリアの話が来たために、結局、地下部分までしか作られませんでした。しかも、コロニアグエルの建築に関わっては、逆さづり模型によるアーチ構造の研究に10年の歳月がかかったのに対し、実際の建築は数年しか行われませんでした。もちろんこれも、途中からサグラダファミリアの仕事が入ったからです。

ガウディの考え方が非常にわかりやすく表現されている協会でした。
備え付けられているベンチまでもガウディのデザインによるものなんだとか。

サグラダファミリアとは違い、観光客もそれほど多くなくじっくりとガイドさんの説明を聞きながら観光することができました…と言いたいところですが、まず、屋上の展望台に上ろうとしたとき、ここの職員の方が「もう閉まる時間だから中の観光をしなさい」といい意味でせかしてくれました。危うく、屋上にだけ上り中を見ないで終わるとことでした。

バスの車内から一瞬だけ見えたカサ・ミラ。デジタル補正で綺麗になりました!

再び市内に戻る際には、バルセロナについていろいろと解説してくださいました。経済のこと、言語のことなどかなり広範囲にわたって。一番驚いたのが、バルセロナってスペインの中心都市だと思っていたのだけど、話されている言語ってスペイン語ではなく、  なんですって。こんなところにも、スペインがこれまでたどってきた発展、争いなどを含めた歴史の長さを感じさせられました。

こうして、最後の街バルセロナの観光が終わりました…と言いたいところでしたが、なんと、到着したホテル、ヒルトンで「予約が入っていない!」とのこと。結局、市内に2つあるもう1つのほうのヒルトンに泊まる予定だったとのこと。いったん出発してしまっていたバスも不幸中の幸い、まだすぐ近くにいたようで事なきを得ました。ただ、その移動途中、バスの階段を滑り落ちてしまい腕を打撲してしまいました(笑)。冬の旅行だと思い、滑り止めのために貼り付けた100均の靴裏滑り止めゴムがかえってあだとなってしまった様子←帰国後、靴自体すぐに捨てました。

夕食は、再び海の近くの雰囲気のいいレストランでの食事。他のツアー参加者さんたちと、1週間の旅行の思い出を語り合いながらの食事は格別でした!←ちょっぴり悲しい感じもするけどね。

最後の夕食は雰囲気のいいレストランで。旅の思い出を参加者の肩と話しながらでした。

夕食後、ライトアップされたサグラダファミリアの夜景を鑑賞。昼間とは違う、なんていうのでしょうか、迫力あるといったらいいのでしょうか?力強い姿に魅力されながら、再び写真を次から次に写しました。

ホテル着後は、ある参加者さんのご提案で、今回の添乗員さんを囲みながら簡単な打ち上げパーティー。今回でツアー旅行が3回目ですが、初めての経験です。参加者の年齢層が高すぎなかったので実現したのかもしれませんね。

 

12月28日
荷物の最終チェックを終えて、添乗員さんにはかりを借りると、スーツケースの重さが30キロ!まあ、妻が瓶に入ったオリーブオイルやハチミツ、そしてワインなんかを多数買ったので無理もありません。不幸中の幸い、今回はANAと同じスターアライアンスのルフトハンザ便なので、ゴールド会員の恩恵をうけ30キロでもOKでしたが。

帰りもフランクフルト経由です。往路のフランクフルトは、妻が免税店での相場チェックに時間を費やしておりましたが、帰りはラウンジで休憩する時間が1時間ほどありました。ラウンジの軽食とはいえ、そこはドイツです。やはりソーセージが激うま!!寄って正解でした

フランクフルトのラウンジにて。入国はしなかったけど、ソーセージを食べてドイツ気分を味わってきました。美味だった〜(^^♪

帰りの機内食。もう食べたいという気持ちがうせてしまっている帰りの機内でした。

12月29日
こうして無事に羽田に到着し、今回の旅行が終了です。1週間、同じ時間を共有してくださった他の参加者さんたちにお礼を言って、通関後にそれぞれの帰路へとつきました。羽田は予想通りに帰省ラッシュ。その中でも千歳便は特に混んでいます。これから故郷に帰る大勢の人たちに囲まれながら、妻とデジカメで写した写真を見ながら国内線に乗り込んだのでした・・・でも、すぐに爆睡したんだけど^^

やっぱり帰国後は和食ですね!ですね!

 


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