シンガポール旅行記日記
2015.9.252015.9.28

はじめに
42回目の海外、そして17回目のシンガポール。完全に自分のためのメモでしたかない、お決まりの書き出し(;^_^A。私にとって、一番気兼ねなくなく、何の苦労も心配もなく旅行できる国、それがシンガポール。大学院でシンガポールの教育制度の研究をして以来、今なお、教育制度だけではなく、経済や観光業の変遷などがつねに気になって仕方ない国でもあります。加えて、年に1度のシンガポールのスーパーでのエスニックフーズの買い出しが趣味の我が妻。そのため、毎年のようにシンガポールに訪問しております。私にとっては完全にルーティンワークです。

今回も限られた滞在時間、そして限られた費用(笑)のため、いかに安く、いかに効率よく現地で過ごすかが事前の私の宿題でした。2014年には、深夜日本発の便で早朝にシンガポールに到着し、1泊だけして翌日の深夜にシンガポールを出発するという1泊4日という強行軍での旅行を試みましたが、さすがに、身体しんどかったです。今回のスケジュールも、実際には深夜にシンガポールに到着するの比べ実質的な行動時間の差異はないけど、到着後シャワーを浴びたり、着替えとしたりというリフレッシュ時間が取れるため多少料金が上乗せになりますが、可もなく不可もなくというシンガポールフリープランなどでは無難な日程である2泊4日の行程としました。

建国50年ということもあり、街も飾られ、
マーライオンもちょっと色合いがあれですが、
チャイナタウンにも登場しておりました。
左の二枚は、チャイナタウンで行われた
イベント。お菓子、ポップコーンなどの無料
配布、道化師との記念撮影などもありました。

今回も当初は航空券を自己手配、どこかのホテル手配会社でいつものフラマシティーセンターを予約ということを考えました。ですが、ホテル客室数の不足が続くシンガポールです。フラマの宿泊料がさらに高くなっております。まあ、為替レートの関係もあるでしょうが、それにしても、です。しかも、数社でフラマの料金を見たのですがどこも朝食がついていないプランで1泊2万円程度です。これは高すぎ。そこで、エアとホテルを自分の好きなように選択できるANAの旅作での手配としました。価格的には差がなかったのですが、旅作でフラマを選択すると朝食が付いてきます。2人分の2日となるとそれだけで数千円分の価値があるので、結果的に朝食分を得する計算です。特段おいしいわけでも、メニューが豊富なわけでもないのですが、せっかく海外に行くのですから朝はのんびりとホテルで食事をとりたいですよね。なお、支払いは貯まっていたマイルをANAの電子マネーであるスカイコインに交換し、足りない部分を追加で払いました。

入金日 入金額 お支払方法
2015/08/12 ¥97,340 クレジットカード
2015/08/12 ¥66,100 ANA SKYコイン
合計 ¥163,440  

そんなプランニング以外は、またしてもノープランで飛行機に乗り込んだ私。いつもなら行きの機内でガイドブックを眺めるけど、今回はそれすらも無し。妻があれこれと調べていたようなので、すべて彼女の希望に任せることにしました。もちろん、オーチャードもチャイナタウンも含め、いろいろと行きましたが、今回新たに訪れた場所&時間をかけた場所は以下の通りです。

シンガポール動物園
初めてシンガポールに行った10数年前。当時駐在員としてシンガポールに住んでいたいとこ夫婦に連れて行ってもらった思い出の場所です。

猛獣系で唯一、昼寝をせずに動いていたのがこのホワイトタイガー君でした。

さすがに当時の記憶はほとんど残っておりませんでしたが、タクシー出入り口横まで到着すると、おぼろげながら記憶がよみがえってきました。とはいえ、非常に広大な敷地の動物園です。今回も入り口で入手した地図と、園内にたくさんある案内板を参考に時間をかけてのんびりと見て回りました。もちろん、自分の記憶も怪しいところではありますが、いろいろな施設が近代化し、また、展示等も近代化しているのが伝わってきました。例えば、初めて行った時には、まさに、ジャングルの中を歩く、そんなイメージでしたが、自然は残しつつ近代化していました。また、園内の回る牽引式の乗り物も、今は日本でもよくあるような、それ専用の機械に牽引される乗り物です。ですが、以前に行った時には農業用トラクターを改造したような牽引機で、クラッチペダルを踏み半クラッチで調整しながらのシフトアップをしながら子供たちを乗せて牽引していました。

生まれて初めて見るパンダ君。でも、シャイな
様子で、目を合わせてくれませんでした。
→は親切すぎる案内板。情報量が多すぎ^^;

売店にて。さっぱりしたものが食べたくなる暑さでしたね。ここにもやはり綿飴が売っていました。

動物園の施設の充実、そして近代化を見て、シンガポールの姿を垣間見たつもりです。チャイナタウンの張りぼてのようなショップハウスにしてもそうですが、本来そこにはないはずのものを、あたかも、そこに昔からあったかのように再現or建設する。そして、それを観光資源として活用する。そんなシンガポールの近代化、そして観光開発の縮図を、私はこの動物園に見た思いです。

セントーサ島のシー・アクアリウム
結婚してからすでに2度訪れたセントーサ。まあ、どちらもユニバーサルスタジオがメインでの訪問でした。さすがに、遊園地はそんなに好きではない私が3回目のUSSを積極的に訪れる理由はありません。ですが、今回は、妻が事前にリサーチしていた新しいセントーサ島の水族館、世界最大級の海洋水族館「シー・アクアリウム」に足を運びました。新しい、というのは施設が新しいだけではなく、実は、セントーサには2012年にできたこのシー・アクアリウムのほかに、「アンダーウォーターワールド」という水族館が以前からありました。私も初めての訪星の際に足を運んだ場所です。ここは250種以上、約2500の魚たちが飼育されている水族館でしたが、新しいシー・アクアリウムは、世界最大級を謳うだけあり、南アジアからアラビア湾まで、エリア別に展示されている海洋生物たちは800種類以上ですって!しかも最大の見せ場である大パノラマ水槽「オープン・オーシャン」です全長何と36メートル!!。

セントーサには左の橋を歩いて移動しました。右がわかりにくかった水族館の入り口です。

そんな期待に胸膨らむ施設ですが、入り口までたどり着くのに2度も掃除のおじちゃんに方向を確認してしまいました。案内の矢印の通り進んでいたはずですが、近くにくると案内がなくなり、プチ迷子状態(;^_^A。ようやくたどり着くと、チケットはなぜか施設の外にあるブースで購入するようになっております、今度こそ!とようやく中に入ると、見えてくるのはお魚さんではなく、航海と交易の歴史をめぐる博物館、「マリタイム・エクスペリエンシャル・ミュージアム」です。8〜9世紀頃から発達したアジア、中東、ヨーロッパを結ぶ「海のシルクロード」について、その航路や各地で行われた交易の様子が展示されているのですが、その展示品が妙に充実しています。う〜ん。これは別のミュージアムとして独立させたほうがいいような・・・そんな気になるほど、今回はまったく見るつもりのない分野の展示品が続きました。

入り口に入ってすぐ左のような水族館!という雰囲気ですが、その後ずっと貿易に関する展示物が。ずっと歩いてようやく海生物の展示。

まあ、施設としては写真の通りです。詳細はウェブで検索してください。私が印象的に思えたことは、利用客の大部分が欧米人であったこと。昔、アンダーウォーターワールドに行った時には日本の水族館のように、子供連れのシンガポール人家族が大部分だった記憶があります。それだけ、シンガポールを訪れる外国人が増えたのか、それとも、セントーサ島の開発が進んだからでしょうか。第一印象は、お魚さんではなく利用客の客層でした。次に気になったのが、基本的に薄暗い館内で何か所も移動式のワゴンで販売していたコットンキャンディー、そう綿飴。日本の縁日で見かけるよりも一回り小さなサイズでしたが、なぜか、ある程度の間隔をあけて何か所にもワゴンがありました。もちろん、売り子のお姉さんもいましたが、どこに行ってもプライスボードがついておりません。もちろん、How much?の一言ですむことですが、日本同様に、原材料の価格とは比較にならないほどの値段が予想されます。その前に、そもそも食べたいわけではないですし。だけど、購入している人は一人として見かけなかったことと、それに反して、何か所でも売っていること、それも綿飴に特化したワゴンであることが気になりました。暑いシンガポールだから、こういう涼しい場所でしか売ることができないからか、それとも、利用客の客層に綿飴ニーズが高いのか・・・。と、ここでの印象は、水族館そのものではなく、施設やそれに付随するもろもろのことばかりでした。また行きたいか?と聞かれたら、NO!そう答える場所ですね(;^_^A

飛行機とホテル、食事などなど
往復の飛行機はいつものANA。ただ、往路はタイトな乗り継ぎ時間のためラウンジを利用することができませんでした。ゲートについたらすぐに搭乗、そんな感じでした。とはいえ、今回は往復ともにSFCの特典を利用してプレミアムエコノミーにアップグレードしました。特にマイルを利用することなく、「当日空席があれば無料でアップグレードできます」という特典なんです。まあ、ツアーなども観光客はエコノミーを、ビジネスでの利用の方はビジネスクラスを利用するはずです。そう考えると、また、当日のプレミアムエコノミーの利用状況を考えても、このクラスって、もとから上級会員向けの無料アップグレードのためにあるのでは?そう思ってしまうほどの利用率でした。座席や足元が広くて快適なのはもちろん、食後のデザートも、ビジネスクラスと同じものを食べることができます。まあ、それだけなので、正直、7時間ほどの搭乗時間では差額を出してまで利用したいとは思わないかも。ただなら大歓迎ですが。帰りも、シンガポールのホテルのLANでアップグレードを済ませました。アップグレードという画面があるわけではなく、当日になると、プレミアムエコノミーの座席も事前指定できるようになる、それだけなんですがね。

機内食の洋食、和食。そしてデザート2種。
本来は選択だけで余っているとのことで
2つともいただきました。
←のパンは到着前の軽食です。
→は復路の機内食。あっさり系でした。
足元の広い座席、そして画面サイズの大きな
シートテレビ。目に見えるエコノミーとの違いは
この2つかな?
 

ホテルもいつものフラマ。チャイナタウンにも近く、MRTにも近く、格安グルメも近くに多数ある・・・そういう理由でここを定宿にしています。が、妻の大好きなムスタファセンターはMRTで一本とはいえ、それなりの距離、時間です。毎回、ムスタファ近くの宿にしない?と言っているのですが、結局フラマになってしまいます。ムスタファ近くには、かつてのニューパークホテル、現在のパークロイヤル・オン・キッチャナーロード・シンガポール←名前長い^^;があります。妻のシンガポール行動パターンはムスタファでの食品の大量買い!がメインなので、どう考えてもここが無難のはずです。さて、次回の旅行の際にはどちらを利用することやら。

部屋の様子。まあ、綺麗です。そしてバスルームとトイレは丸見えです。ブラインドを閉めればいいのですが、不思議な雰囲気です。
朝のビュッフェ。ここのオムレツはおいしい!

食事には関しては、今回もフードコート中心としました。観光地や小奇麗なショッピングセンター内のフードコート中心だったため、日本のランチメニューより多少は安いかな?というほどの、シンガポールにしてはやや高めの値段でしたね。

上の三枚はデザート三昧の様子。マンゴー、ストロベリー、どちらも最高!
左は高島屋地下のフードコートで食べたプルコギ。毎回食べるけど、
比較的安価で味もまずまずです。
チャイナタウンのSC地下にて。
完全にこのお店のリピーターで、
毎年必ず食べに行っています。

かつては、同様のメニュー同士を比較すると日本の半額と思えばいい、そう思っていたシンガポールの食事ですが、今では、日本より気持ち安い程度かな?と思ったほうがいいくらいに物価が上昇しております。対シンガポールドルのレートの関係もあるのでより一層その思いが強いです。


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