シンガポール旅行記2013
 2013/9/20〜2013/9/24


はじめに
38回目の海外旅行。そして15回目のシンガポール。毎回、同じ書き出しの旅行記(笑)。シンガポールに行くのは、ある意味、里帰り、ある意味、巡礼、ある意味、ノルマ、ある意味、義務というような、行って当たり前の場所なんです。最低でも2年に一回、できれば毎年訪問し、その発展の速さを実感し、最新の文献を購入するのが私の人生における一つのテーマとなっております。今年の夏は、妻の仕事の都合もありどこにもいけなかったので、9月に2回3連休があるため、それに1日だけ年休を追加しての弾丸旅行を計画することにしました。私の仕事の都合で2回目の連休を利用したのですが、後述のように、F1の開催日と重なり、ホテルの値段がびっくりするほど高価!でも、まあ仕方ありません。とりあえず、航空券さえゲットできれば、後はどうにでもできるシンガポール旅行。だって、私の第2の故郷ですから。

プランニング
今回は、独身時代と同じく全部自己手配としました。航空券は正規割引運賃を利用するのだけど、もちろん、最近身に着けた"裏技"を活用して最安値でゲット!といっても、10年前よりはだいぶ高くなってしまっております。第一、最安値の運賃区分で、一人46000円なのに、サーチャージや税金などが28880円。合計で74880円です。10年前ならHISのフリープランがホテル、エアチケット込みで6万円ほどからででこれより安かったですからね。そんなわけで2人分で15万円になってしまったので、マイルをスカイコインに交換して6万円分をマイルから充当しました。全額マイルからの支払いもできたけど、国内旅行に1回はいけるだけのマイルが残っていたほうが、いざというとき安心ですので。

燃油サーチャージもさることながら、ホテル代の高騰が異常とも言えるシンガポールです。ホテルは、アップルワールド、HIS、楽天トラベル、各ホテルの公式サイトなどを全てくまなく調べたのですが、なんたってF1開催日。高いならまだしも、有名どころで地理的に便利なホテルは空室がない!空いているのはMRT駅が徒歩30分近い不便なホテル、あるいは高級ホテルの最上級クラス(1泊5万円ほどの・・・笑)、あるいは81やフレグランスなどの日本のビジネスホテルとラブホテルを足して2で割ったような格安ホテルのみ。1週間ほど、キャンセル待ちやリクエスト予約で数社でトライしたけど全部だめ。結局、新婚旅行で泊ったのと同じ、フラマシティーセンターを予約しました。帰国日は深夜の出発ため、2泊の予約なのですが、それでも6万8千円。せっかくの旅行だし、前回、朝食バイキングがおいしかった思い出があるので、さらに朝食もセットで7万1千円で予約しました。アップルワールドで。他のサイトよりもこれでも安いんですよ〜。公式サイトも見てみたけど、今のシンガポール$と円のレートの関係では、絶対に公式の方が損。ちょっと前のレートでもアップルワールドとほぼ同額という感じでした。

プランニングは以上。あ、そうそう。どうしても必要な文献について、シンガポール教育省のHPをみて、連絡先にメールを送り入手方法を確認して事前に予約をしておいたのは、実はこの旅で一番重要なプランニングだったかもしれません。あとはF1のコースと決勝の時間を確認したことくらいです(笑)


搭乗日

便名

区間

出発

到着

出発
ターミナル

クラス

座席数

飛行
時間

積算マイル

9/21
(
)

NH2152

札幌(千歳)

東京(成田

07:50

09:25

-

普通席

2

01:35

510

9/21
(
)

NH111

東京(成田)

シンガポール

11:05

17:20

1

エコノミー:S

2

07:15

3,312

9/24
(
)

NH902

シンガポール

東京(成田)

00:45

08:45

2

エコノミー:S

2

07:00

3,312

9/24
(
)

NH2153

 

東京(成田)

札幌(千歳)

 

10:10

11:55

1

普通席

2

01:45

510

1日目

 初日は前泊地の千歳まで移動するだけ。といっても、転勤で更に地方に異動になったため、高速を利用しても3時間の道のりです。さすがに、苫小牧を過ぎる頃にはフラフラ。今回、物は試しと新しく出来た千歳空港インターで降りてみましたが、評判通り微妙な場所、そして微妙な空港までの道筋。将来、無駄な公共事業と批判されそうな雰囲気です。

2日目

 ホテルの送迎サービスを利用して7時には空港到着。連休中ということもあり、満席の便も多く二階のカウンターはどこも混雑。ありがたいことに、ゴールドメンバーの私たちは長い行列を尻目にすぐにカウンターにいくことができた。手続き中、優先ラインに間違って並んだ一般客が地上係員に間違いを指摘され逆ギレしている場面に遭遇しました。いつも思うのだが、千歳の国際線乗り継ぎカウンターの動線、なんとかできないものだろうか。紛らわしく、一般客が勘違いしてしまい、そのたびに謝罪するグラウンドスタッフ。加えて、上級会員の荷物のエックス線検査のために重たい荷物を離れた場所までわざわざ運ぶ彼女たち。利用客のためにも、従業員のためにも早急な改善を希望したい。

 カウンターの混雑具合に比較し、基本的にビジネス客が中心の千歳のラウンジはいつになくガラガラに空いていました。九月下旬からラウンジはの改修工事が始まるため、この配置で使うのは今回が最後になるだろうな。始発便利用のため、ジュースを一口含むとすぐに搭乗時刻となった。事前予約では3列目までしか押さえられなかったが、当日一列目に変更してもらえた。足元の広さもさることながら、やはり、大きく視界が開けている心理的なメリットが大きい。とはいえ、成田まではわずか一時間半のフライトである。

ラウンジで必ず食べる山菜そば^^

 成田到着後いつもの専用出国エリアから出国。実にあっけない。妻に付き合い数店舗の免税店を覗いたのち、ラウンジに移動。さすが連休中、しかも国際線の出発が相次ぐ時間帯のため、非常に混みあっていた。ようやく見つけた席には「雨漏りのため使用禁止」の張り紙が。どうせ空調からの水滴が滴るだけだろうからと、ここを利用。搭乗後直ぐに機内食が出ると忠告しても、いつもにようにたっぷり食事を運んでくる我、妻。確かに機内食よりも美味しいのは否定しないが。

 国際線の機材はいつものB767。ただ、新型シートに改修された機材のため、シートテレビの画面が大きいのは好印象。ただし、リクライニングしても後ろに迷惑がかからないという座面が前にずれるだけのシートはどうも好きになれない。利にかなっているのは確かにわかる。だけど、狭い空間を更に前にずれても狭苦しいだけで寝れやしない…と、思っていたら妻がグッスリねてました。

 機内で見た映画はビフォア・ミッドナイト。特にまだ日本公開前のビフォア・ミッドナイトは、9年ぶりに続編が出た話題作だけど、前の二作がとっても好きなだけに、どうもしっくりこない内容でした。映画を二本見て機内食を食べればちょうどシンガポール到着。飽きずに乗れる限界がこの距離かな。年々エコノミーのシートじゃ腰が痛くて辛くなってきました。

 ほぼ定刻どおりに無事にシンガポール到着。時間的にそろそろタクシーの割り増し料金がかかる時間になるので妻にも急ぐように伝えたもの、おそらくフェイスブック用と思われる写真撮影に余念のない様子。しびれをきらして先に進むと、「なんでおいていくの?!」。早速不機嫌。結局、タクシー乗り場についたのが17時55分。順調にタクシーがやってきたけど、私たちの番になった17時59分。ぴったりとタクシーが来なくなりました。もちろん、その1分後には怒涛の勢いで次々とやってきます。みな割り増し料金狙いの時間調整をしていたんです。日本円で数百円程度とはいえ、物価の安いシンガポールでのことですし、事前にわかっていたことでもあり妙に悔しい結果でした。

 いざタクシーに乗り込む。いつものイーストコーストを走り抜け、そろそろ高層ビル群が見えるかな?という頃に、爆音が響き渡り、ドライバーさんが窓を開きます。そうなんです。F1の予選走行を隣接する橋の上から見ることが出来たんです。ラッキー(笑)

その後、交通規制による渋滞に巻き込まれながらも、空港から30分ほどで二年ぶりとなるフラマホテル到着。ただ、なぜかチェックインに時間がかかっています。受け付けのお姉さん、パソコンの画面を凝視したり、激しくキーボードをうったり、しまいには奥にいって誰かに相談したり。やや不安になりながらも無事に山側の部屋をゲット。シャワー、バスタブが別だったり、ベッドも広かったり、スーぺリアクラスらしいホテルです。まあ、私たちはチャイナタウン駅至近、そして美味しいホーカーも多数あるという理由でここを選んだのだけど。

室内、そして窓からの眺め。残念ながら裏通りに面した部屋でした。

 ホテルでしばしの休憩の後、早速町に繰り出します。と、いってもエリア自体がチャイナタウン。ホテルを一歩出たらもうそこは中華街です。いつもいくお店を見てまわっていると既に時間は21時。さすがにホーカーがしまりだす時間です。妻にいったん買い物を諦めてもらい、前に食べたことのあるお店に移動します。食べるものもいつも決まったもの。二年ぶりの本格中華はやっぱりおいしかったです。辛かったけど。こうして、長い移動距離だった一日目が無事に終了しました。

いつもにぎやかなチャイナタウンの様子。ドリアン臭もすごかった〜。晩御飯も美味でした!

3日目
 翌朝、のんびりとホテルで朝食をとりました。食事なし、ありでは一泊1人1500円も違います。

朝ご飯はこんな感じのバイキングです。

もとはとれないのは重々承知していましたが、ホテルでのんびり食事するのも旅行という非現実を楽しむには欠かせない要素ですよね。なんといっても、目の前で作ってくれるオムレツのサービスが楽しみだったりします。この日の予定はまずショッピング。行き先はインド系の総合デパート、ムスタファセンター。今でこそ、多くのガイドブックに記載があるが、初めて訪れた際には、その規模、品揃え、安さ、そして雑多な雰囲気に圧倒された場所である。広い店とはいえ、日本のように別行動することもできず、結局、ずっとカゴ持ちするのみ。まあ、事前に予想された展開ではある。午前中いっぱいこの場所にいて、ホテルに戻りました。たくさんの石鹸とお土産という重たい荷物を携えて。

南国らしくどこへいってもフルーツがたくさん。休憩はいつものばーがーきんぐにて。

クラークキー駅で降りた後、駅真上にあるバーガーキングにて食事。シンガポールに来ると無性にポテトが食べたくなるんです。汗をかくからでしょうかね。

ホテルに戻り荷物をおろした後、今度はタクシーでオーチャードまででます。まずはラッキープラザを行き先に指定しました。私のこれまでの経験から、日曜のラッキープラザが混みあっているのは重々承知していましたが、初めての妻には驚きだったようです。フィリピン人メイドたちが週に一度の休日であふれかえったラッキープラザ。まるでミニマニラです。いや、実際にマニラにいったとき以上にマニラを感じる不思議な空間です。

三越前でやっていて軍関係の展示イベント。私も思わず乗り込んでしまいました^^;

ラッキープラザではちょうさんのお店など何軒ものお店を見て回った後、「ムスタファの方が安いわ」の妻の一言で、お店を後にすることにしました。その後、DFSにいっても改装されたため品揃えががらっと変わってしまっているばかりか、レートの関係で安くもないという本末転倒の状態に気がつき、いつものコースである高島屋に移動します。まあ、デパートそのものに用事があるのではなく、紀伊国屋と地下のフードコートが目的なのですが。

紀伊国屋で言語学、アジア民俗学の各売り場を見て回ったが、これといって読みたい文献も見つからなかった。

結局、いつものように地下のフードコートにおり、これまたいつものようにフィッシュボールヌードルを食す。フライドライス、バーガーキング、そしてこのフィッシュボールヌードル。これらはシンガポールで不思議と必ず食べたくなる食事なのである。

妻もお気に入りになったこの味!

フードコートをあとにし、そういえばドラッグストアにいきたいと妻がいっていたのを思いだしローカルのチェーン店、ワトソンズに立ち寄る。正直、ツルハのような店だし、直ぐに用事も終わるだろうと思っていたが、実際には30分もこの店にいることに。気に入った訳でもなさそうだが、基本、コスメ系の売り場が好きなようだ。この店で、レジ前にあった特価のジェリービーンズを購入したのだが、これが妻的に大ヒットだったようだ。

勝手な私の予定では、オーチャードでの買い物が終わるのは七時過ぎくらいだと思っていた。だが、DFSも改装になり品揃えが今一つだし、ラッキープラザもムスタファセンターと比較しちゃうと全然安くない。そんなこともあるのか、5時にはオーチャード駅に着いてしまった。晩御飯をオーチャードのレストランで食べる計画以外何も考えていなかった私←タイスキのお店につれていってあげるつもりした。慌ててガイドブックを取り出した私。ガイドブックを開くのはこの旅最初のことである。ガイドブックをぺらぺらめくるまでもなく、夕方と言えば、もうナイトサファリくらいしか思いつかないがその提案は直ぐに却下されてしまった。独身時代、いったことがあるのだそうだ←実は私はいまだ未体験である(笑)

ナイトサファリ以外の夜の名所…とっさに思い付くのは、世界最大の噴水である「富の泉」のショー。だけど、F1決勝戦の日です。果たしてそこまで行けるのか、そもそもショーがやっているのかわからない状況です。そんな時に妻がポツリと「ここは?」とガイドブックを見ながら指差した場所があります。それが、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。そういえば、出発前から行きたいって言っていたっけ。それに、2年前にベイサンズの屋上から、「ここに何を作っているんだろうね」そう二人で話した場所でもあります。行く場所が決まればあとは早い…いや、遅かった(笑)

空の色の変化からも分かるように、気がつけば長時間この場所にいてしまいました。

まず、自称シンガポール通の私ですが、次々新設されるMRTの新駅までは把握できていません。特に苦手なのがサークル線。一応、最終的な完成予定は理解していますが、今現在の進捗状況、既存路線との乗換駅はちんぷんかんぷん。進化の早いシンガポールなので、手持ちの資料の情報さえ最新なのか怪しいくらいです。

なので、とにかく改札口を通り抜け、構内の路線図を見ることに…したのだけど、人がすごく改札口までも大行列。オーチャードであること、夕方であること、フィリピン人のメイドさんの帰宅ラッシュ、そしてF1の決勝戦。すべてがかさなりこのラッシュ。とにかくまずはホームへいき、そこで最新の路線図を確認する。ふむふむ。サンズにいけばあとはなんとかなりそうだ。乗り換えの末、無事にベイフロント駅に到着。前回来たときは無かった駅である。改札を出ると、よくガイドブックにのっているサンズの小舟が目にはいる。ここはサンズのちょうど地下にあたるのか!と分かると、位置関係はすぐにばっちり。と、いうよりも人の流れについていけば自然とガーデンズ・バイ・ザ・ベイにつきました。途中、何度も振り返っては夕陽に染まるサンズの写真をとったりして。基本、人工的な気に模したオブジェがあるだけの場所なのですが、それでも有料のOCBCスカイウェイに登ったり←この施設自体は無料です、園内のレストランでピザを食べたりして過ごしました。ここのピザ、どうせ既成のものを温めているだけだろう・・・と期待していなかったのだけど、実は、本格的なもので普通のおいしかったです(笑)。

期待していなかったけど、実は本格的な手作りピザでした。美味しかったです^^

すっかり日も暮れたので、そろそろホテルに戻ろう・・・そう思う頃には、F1の爆音が響き渡り、すぐ近くで走り回っているのが分かります。事前に集めた情報ではチケットを持たずに少しでもF1を見る方法は、フェンスの近くまで行って隙間から覗き込む方法と、サンズなど、付近の高層建築物から見るという2つが現実的だということが分かりました。私たちがとったのは後者。これまた人の流れについていくと、メインスタンドの対岸になる場所にたどり着きました。もちろん、結構離れた場所ではありますが、直線あり、カーブありで、加速、減速、また加速というF1のエンジン音を十分に堪能することができました。翌日、結果を見ると日産の新型スカイラインの開発にも携わったベッテルが優勝したとのことで、なんとなく、親近感をおぼえました。ホテルまでの帰り道は、またサンズ内を歩いてMRTにて。乗り換えがあるけど、駅構内や車内の路線図がとても分かりやすいシンガポールなので無事にホテルにつくことができました。

ベイサンズも特別なチェッカーフラッグ仕様のライトアップ。メインスタンドの対岸からですが
ちゃっかり、しっかり無料でF1を観戦することがで来ました。爆音が気持ちよかった〜(*^_^*)

4日目

早いもので実質的な最終日。ただ、フライトの時間は日が変わった深夜。そのため、食事のあとにはチェックアウトしなければなりません。

平日であったため、こんな感じの混み具合。どのアトラクションも割と空いていました。

この日の予定は、日本で事前に出版社に予約してあった本を購入しに行くだけ。さすがに、それだけではもったいないです。天気もいいので、午前中はユニーバーサルスタジオに行くことにしました。

入り口にて。やっぱりここで一枚
撮らないとね^^
入り口のすぐ横にカラフルなマーライオンを
発見しました。色は可愛いけど、表情は・・・。

日本は祝日だけど、シンガポールは平日。休日でもそんなに並ばないのだから、今日なら余裕で半日で見て回れるはず。結果的に予想的中。すいてました。

気持ちを高ぶらせる入り口から内部のそれっぽい展示物の数々・・・いざ乗り込みます!

いや、平日のためか前回はいたるところにいた路上パフォーマンスの方々が少ないのが残念でした。とはいえ、前回は入らなかったトランスフォーマーという人気アトラクションにすぐに乗れたり、短時間ながら充実した時間を過ごすことができました。ホテルを出るまでは、「別にユニーバーサルはいかなくていいなぁ」なんて妻がいっていましたが、結果的には妻の方が楽しんでいたくらいです。ちなみに、トランスフォーマーは私には激し過ぎました。乗り物よいしやすい体質なので途中で目をつぶって必死に耐えた時間でした。私はディズニーのハニーハント以上の動きは耐えられません(笑)

今回も見てしまったお気に入りのショー。迫力いっぱいです。

すごい人気だったペンギンたち。係りのお姉さんに写真を撮ってもらいました^^

午前中充分に楽しんだ後、予定通り出版社に向かいます。政府系の統計資料を扱う専門業者のため、普通の日本人はけして訪れずことのないような場所にあります。場所的にタクシー利用が最良と判断したのだけど、乗ったタクシーがよくなかった(笑)

80歳程の中国系のおじいちゃん。行き先を英語で伝えてもダメで、地図を見せる。だけどその地図も細かな文字で書かれた英語版。身ぶり手振りで伝えようやく発車。ありゃ、明らかに遠回りだ。せっかく最寄り駅まで来ているのに、それを無視して遠回り開始。まあ、それは序の口。車、トヨタのコンフォート。ディーゼルのマニュアル車←現地ではクラウンという名前で売られてます。ディーゼルだし、クラッチをあげるのが早いからか動き出す時の振動のすごいこと。まるで、バイブレーターに座っている感じ。ローからセカンドにいれるさい、回転があっていないのかクラッチの切れが悪いの、ギーギーという音をたてて入らない…と、思っていると、じいちゃん、ハンドルから手を離して両手でシフトチェンジ!あの…道路上を走行中ですが(笑)

そんなのは序の口。信号が赤でも止まらない、青でも発進しない、ウインカーをあげずに車線変更する。もう何でもあり状態(笑)

ユニーバーサルスタジオのアトラクションよりスリルいっぱいのこのライド。実はまだ続きがあります。ようやく目的地に到着したのだけど、タクシースタンドがかなりの勾配にあります。しかも前がつかえているので坂の途中で止まってしまったんです。ヤバイ!と思ったけど、おじいちゃん、坂道発進できません。まるで平地で発進するかのようなアクセル具合だから、当然エンスト。いや、正確には後ろに後退(笑)。後ろのタクシーからクラクションが鳴らせれます。で、再挑戦。もう一回エンスト&後退(笑)。

下がるだけでもスリルなのに、実はこのエンストの間に料金メーターが二回も上がったんです。動いた距離、前に5メートル位ですよ。そりゃ、後ろにも2メートルほど下がったけどさ(笑)

おじいちゃんの運転技術もびっくりだけど、営業成績をあげる裏技には脱帽です。

無事に文献も購入し、地下のフードコートで食事をすませました。帰りはチャイナタウンまでの無料のシャトルバスに乗ります。バス時間まで何軒か妻がお店を見て回っていましたが、シンガポールの物価を考えるとどこもびっくりするくらいの価格。駐在員が多いエリアなのか、それとも高給取りのシンガポール人に焦点をあてているのか。

バスでチャイナタウンまで戻ります。停留所の場所もわからず、どこで降ろされるかわからないまま乗ったのですが←なので往路はタクシーに乗りました。ついた場所はフラマの裏手に当たる住宅地のなかの一般のバス停でした。各住宅やビルの一階がお店になっており多種多様なものが煩雑におかれている姿を指指し、「これが本当の中国系のエリアの姿だよ」と妻に告げると、「私には無理だわ」の一言が返ってきました。

シンガポールにいくと無性に食べたくなる
韓国料理のプルコギ風味の定食。

このエリアにいても時間潰しにはなりそうもなく、結局、またしてもムスタファセンターに行くことになりました。まあ、MRTで乗り換えなしに行けるから行きやすい場所ではあります。

前日と同じようなものを見て、足りないものを追加購入。途中、壊れやすそうな置物を購入しようと思い相談し梱包をお願いすると、あちこちたらい回しになりながらも無料かつ確実に包んでくださいました。これでムスタファも終了。その頃になると妻もだいぶ疲れてきてイライラしてきています。いつも旅行の後半になるとそうなりがち。先手を打って対処しようにもいつも裏目に出てしまう。今回もホテルに戻った後に喧嘩になってしまった…私がもっと大人にならないとダメなんだろな。

近くのカフェで休憩した後、ちょっと早めにタクシーで空港に向かいました。だけど、発車数分後からひどい渋滞にまきこまれました。サンズ脇のベイエリアが全く進まないんです。恐らく一キロ進むのに30分以上かかったと思います。F1のコースが撤去されるまえだったので、それがベイエリアの渋滞の原因だと思います。空港まで一時間以上かかったのは初めてです。料金もいつもの倍の50ドル近かったし(笑)

こうしてシンガポールでの時間が終了しました。まあ、あとは出国して免税店をみるくらいなもの。だけど、レートが円安の今、シンガポールで買い物するメリットってほとんどないようです。結局、ぷらぷらと数店舗見たのちラウンジに向かいました。久しぶりに来て驚いたのが、利用できるラウンジが変わったこと。前のシャワーつきの立派なラウンジには入れず、トイレすらない簡素なラウンジの利用となってしまいました。スターアライアンスの協定なのか、ANAとの契約なのか、それとも以前はスーパーフライヤーズにプラスしてプラチナ会員だったからか…理由はわかりません。誰かわかるかた、教えてください笑)

帰りのフライトは、日本からの便が遅れたため出発も到着も遅れました。向かい風も強かったらしいです。で、機内では札幌行きにお乗り継ぎのお客様は地上係員に声をかけてください、との放送があったけど、案の定、降りてもそんな係員らしい人はおりません。放送があっても誰も係員がいないというのは、過去にも何度か経験があるけど、機内放送って地上との連絡のうえで行っているのでしょうかね。

まあ、時計を見るとギリギリ間に合いそうな時間ではあります。だけど、腹がたつことに、税関を抜けて直ぐにある、国内線乗り継ぎ専用の手荷物カウンターがすでに閉鎖していました。確かに、通常の乗り継ぎ時間は過ぎているかもしれません。ですが、確実に自社の国際線が遅れて到着しているし、遅れているときこそ、本来のチェックインカウンターなんかに寄っている暇はないはずです。事実、プライオリティタグがついているので荷物はすぐに出てきました。税関もあっけなく過ぎ去りました。国内線のチェックインも優先カウンターですぐに荷物の預け入れが終わりました。その後、長い長い連絡通路を通って国内線カウンターまでまっすぐ行きました・・・でも、ついて数分後には「札幌行きの事前改札を始めます」の放送が流れました。それくらいぎりぎりだったのですから、旅なれない人で、かつ、荷物も通常のタイミングで出てきたら相当あわてるはずです。地上係員の方ってこういうときにいてほしいものです。

こうして、今回のシンガポール旅行も無事終了。いや、正確にはホテルに預けていた妻の車が、隣の車にドアパンチされ相手の塗装が白くついていました。でも、ホテル人がコンパウンドで磨いてくれて、ほぼ傷も分からなくなったので良しとします←もう、このホテルは利用しませんが(笑)

 

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