シンガポール・インドネシア旅行記2011
 2011/7/24〜2011/7/30


はじめに
34回目の海外旅行。そして14回目のシンガポール。そして、最初にして最後の新婚旅行。えっ!?新婚旅行までシンガポール!?って多くの人に驚かれたけど、ビンタン島には一度も行ったことが無かったし、嫁との出会いのきっかけもシンガポールという共通の話題だったし・・・という理由もあり、今回のシンガポール旅行と相成りました。

プランニング
シンガポールというと、10年前は格安航空券かマイル特典でエアを押さえ、あとは安ホテルを手配というパターンでした。就職してからは、他国へ行くことも増えたので、シンガポールを経由して第3国に旅行。その途中に、「途中降機」してシンガポールで1、2日滞在という旅のスタイルとなっていました。だけど、今回は新婚旅行です。ビンタン島にも行くこともあり、超無難に、ANAのハローツアーのビンタン島2泊のフリーツアーを申し込み、さらに、ビンタン島からの帰りにシンガポールを2泊で立ち寄るプランにして、しかも、シンガポールでの滞在を2泊追加する・・・という6泊の日程で予約しました。価格的には、シンガポールでの延泊や週末帰国の追加料金なども合わせると、二人で31万円となりました。概算ですが、自分で同じような内容で手配すると、28万円くらいで手配できるかな?というところですが、空港とホテル間の送迎なども含まれるし、万が一の時の安心料と考えると、妥当な線だと思います。ちなみに、今回も前回のグアム旅行についでJCBトラベルを利用しました。市中の旅行社のように、店舗まで出向く手間もないし、JCBカードのポイントが5倍も付くので、このポイントをマイルに交換することを考えると非常にお得に感じられます←ANAの株主のため、ANAに直接申し込むと、ツアー代金が7%割り引かれるのですが、ポイント5倍の特典を考えると、JCBトラベルに申し込むのが一番お得になるようです。


便名

区間

出発

到着

機材

7/24() NH2152 札幌(千歳) 東京(成田) 07:50 09:25 320
7/24() NH111 東京(成田) ―シンガポール 11:05 17:20 763
7/24() フェリーにて、シンガポールからビンタンに移動
7/26() フェリーにて、ビンタンからシンガポールに移動
7/30() NH112 シンガポール― 東京(成田) 08:10 16:25 763
7/30() NH2155 東京(成田) ―札幌(千歳) 18:55 20:30 320

飛行機
ツアーでのANA国際便搭乗は久しぶり。ツアーらしく後方席が割り当てられていました。もちろん、機内食などは通常の運賃と変わりなく、マイレージの積算率が悪い以外は、サービスも一緒です。成田でもチャンギでもラウンジで、美味しい物をつまみながらまったりと過ごすことができました。特に、チャンギのマッサージチェアーは疲れた身体にはとっても有効でした。また、機内では「ジュリエットからの手紙」、「JUST GO WITH IT」の2本の映画を楽しみました。と、ソフトの面では充実していたのですが、如何せん、ハードの部分がいただけません。ANAが積極的に導入している新シート。その座り心地が、座面も硬く、リクライニングもしづらい、残念なものなんです。後ろの人に気を遣わないですむとか、シートが軽いため燃費もよくエコロジーにつながるとか、メリットも少なくはないのですが、この座り心地は残念、というより苦痛です。帰りの国内線でのったA320の昔ながらのシートの方がずっとずっと快適に感じられたほどでした。

ビンタン島
初のビンタン島。シンガポール、インドネシア両政府の肝いりで島北部を一大リゾート地とするために開発された人工的なビーチリゾートのため、現地の人が住むエリアとは離れた場所に作られています。そんなこともあり、いったいここはどこの国だろう??という不思議な気持ちのまま過ごした3日間でした。ビーチも綺麗です。ホテルも快適です。食事もそこそこ美味しかったです。もちろん、そこで過ごした時間ものんびりとしていてとっても素敵なものでした。だけど、こんなに自然に囲まれているにもかかわらず、無機質にさえ感じたのも事実です。普通の日本人がバカンスで訪れるとそんなことを考えることも無いのでしょうけど、インドネシアを含め、ほとんどの東南アジア諸国を旅してきた私には、生活の営みを感じることがなく、広大なテーマパークにいるかのようにすら感じられました。もっとも、買い物のために1時間ほどだけ訪れたパッサオレオレという、一応、ローカルのエリアでは、しつこいまでの客引きがずっと後を付いてきて、「ああ、アジアだな〜」と感じることができました(笑)

こんな感じで、とにかく広い敷地が印象的でした。でも、あまりに人工的な感が強く、巨大なテーマパーク!という気がします。

ここ数年、たった一日の滞在でもUS$30もかかったビザ代ですが、私たちが訪れた7月から、ビンタンやバタム限定で短期間の滞在のビザがUS$10に戻ったんです。ラッキ〜!とはいうものの、物価を考えるとまだまだ高いと思います。3年前にジョグジャカルタに行っているため、本来のインドネシアの物価を知っています。そのため、ビザ代に限らず、何もかもが「高いな!」と思わせられたビンタンの物価です。まあ、基本的にホテルの敷地内しか移動しないため、インドネシアにいるというよりは、ホテルという人工的に作られたリゾート空間にいる考えたほうが正しいんです。そんなこともあり、インドネシアの1人あたりのGNPは概ね日本の50分の1程度といわれているものの、ホテルでの食事や売店で買う商品の代金なども、ほぼ日本と同価格。物価を考えると恐ろしいほどに高いホテル内での買い物となりますが、例えばグアムのホテルで同じことをするとビンタンよりもずっと高額になってしまいます。そう考えると、われわれ日本人にとっては、リーズナブルといえるかもしれません←この「日本人にとっては」という視点が曲者なんでしょうね。

 

 

シンガポール
一年ぶりのシンガポール。何度訪れても、発展の早さを痛感せざるを得ないのですが、今回、感じたのがオーチャード駅近辺の動線の変更。これまで、スコッツロードにあった横断歩道が廃止され、車優先になっていました。まあ、渋滞緩和のためとは思いますが、地下歩道がまだまだ工事中で、「工事現場を歩いています!」という雰囲気です。シンガポール一の繁華街、そして中心駅付近がこの有様とは、なんともお粗末。見切り発車してしまった感が強かったですね。とはいえ、10年前のオーチャード駅といえば、ATMとPOPULAR書店くらいしかなく、2年前の駅真上のION(アイオン)オーチャードの開店に続き、付近の地下エリアをつなぐテナント街なども充実し、さらににぎやかに、さらに華やかになったのも事実です。ただ、お店やショッピングセンターが毎年毎年どんどんと増えていく有様を見て、「こんなにも同じようなお店ばかり作って大丈夫なの?」という気にすらなってしまいました←余計なお世話ですが^^;

上段。新しくなったオーチャード駅付近。下段はマーライオンと世界一の噴水、富の泉。

ユニバーサルスタジオシンガポール(USS)
ずいぶんと久しぶりにセントーサに行きました。セントーサは、大学院生時代に、初めてシンガポールに行ったとき以来。その時には対岸までをフェリーで移動し、その後、遊園地の乗り物のようなモノレールで島内を移動しました。中心部にある巨大マーライオンもあちこちから見えていたように思えます。ですが、開発が続くセントーサ島。以前の感覚で訪れと、ただただ驚くばかり。シンガポール自体が巨大な未来都市、人工的なテーマパークに思えることもすくなくはないのですが、セントーサは、完全にTDLのような総合テーマパーク。よくもまあ、こんな狭い島にあれもこれもを作ったものだと感心してしまいます。新しく作られた施設の1つが、今回半日を過ごしたユニバーサルスタジオ(USS)、大阪にあるUSJには行ったことのないため、比較の対象がTDLやTDSになってしまうのですが、第一印象は「狭い」というものでした。まあ、絶対的な敷地面積を考えると仕方ありません。しかし、その印象も数時間後には、「コンパクトにまとまっていて、旅行中に一日、いや、半日、過ごすにはぴったりな場所というものに変化しました。もしかすると、シンガポールの現状を考え、意図的にコンパクトにまとめたのかもしれません。トランジットのために乗り継ぎで入国する、会議や仕事で訪れた際のつかの間のフリータイムで・・・といった短時間の利用でも十分に楽しめるものでした。アトラクションの待ち時間も、今回の旅行の時は最大でも30分ほど。絶叫系のアトラクションはほとんど待ち時間がないほどでしたし、いたるところで行われているモデルやキャラクターとの写真撮影も、ほとんど待ち時間がありませんでした。しかも、シンガポールと日本の物価差を考慮しても、全体的にリーズナブルと思ってしまう、各種お土産物の価格や、フード、ドリンクの値段でした。TDLが高すぎるだけともいえますが・・・。



マリーナベイサンズ
世界一高いところにあるプールと言われている、屋上の空中プールで有名なベイサンズ。昨今の目玉観光スポットといっても過言はないでしょう。夕方から日暮れまでの結構長い時間屋上にいましたが、移り変わる空の色、街の景色に、飽きることなく過ごすことができました。世界中の観光客と、写真撮影を頼む際に、「どこから来たの?」のような会話を楽しんだり、あるいはまた、ちょうど、F1のイベントの練習が行われていたようで、空からパラシュートで降りてくる謎の集団に出くわしたりと、色々な面で楽しむことができました。

サンズの外見、中の様子、展望台からの光景。でも、下のワイド写真の方が、さらに雰囲気が伝わりますよね??


ほぼ同じ場所から。時間ともに、こんな感じでシンガポールの町並みが変わっていきます。右側がF1のピットです。

ホテル
ビンタンラグーンリゾート。広大な敷地、多くのレストラン。綺麗なプール、そして海。いいことばかりのように思えますが、異様に高い物価にびっくりです。ホテル内での物価は、本来のインドネシアの物価の数倍で、日本国内とほぼ同額です。せめてシンガポール並ならまだしも、日本と同額なんだからびっくりです。

マンダリンオーチャード。旅行会社の手違いで、一泊だけ泊まることになったホテル。オーチャード界隈メインでしたら、アクセス性抜群ですね。

真新しさが印象的なホテルでした。

フラマシティー。チャイナタウンに位置する、一応、高級ホテル。フロントに日本人もいました。朝バイキングの食事もおいしかったし、何よりも、MRT駅至近で私たちの行動エリアに行くには、非常に便利な場所にあるホテルでした。チャイナタウンにあるため、安価でおいしい食事にも困りません。

食事のおいしさと、アクセスの良さが好印象。部屋も綺麗でしたよ〜。

ジョホールバール

もう10回以上訪れているジョホールバール。でも、ガイドさんと一緒に旅したの初めてでした^^;食事は微妙でした><

 

 

※手配ミスの原因は・・・
実は、旅行初日、シンガポールについてから手配ミスがあることが判明しました。事前にもらっていた行程表では、予約した通り、ビンタン2泊、シンガポール4泊。だけどシンガポールでもらったビンタンからの帰りのチケットを見ると、なぜかビンタン3泊になっています 。フェリー出航前にあわてて現地代理店に電話しましたが、「ホテルはちゃんととってある。帰りのフェリーだけの間違いだ」とのこと。だけど、実際には、ホテルも間違っていたのは、ビンタンでのチェックインの際に判明。それから、何度も代理店に電話したり、フロントで交渉したりと、まあ、散々な目にあいました。結局、フラマに空き室が無いからとのことで、別のホテル、マンダリンオーチャードに一泊することに。「マンダリンチェックアウトから、フラマチェックインまでのスーツケースのおき場所や、移動の手段は?」との私の現実的な疑問に、移動の際には車を用意。ガイドも手続きに派遣。お詫び代としてラッフルズでのハイティーを無料で・・・との提案でした。が、時間がどうにも半端に。お詫び代といっても、実際に、国際電話だいで数十ドルかかっていますので、もうけなんかあるわけもなく(笑)。最終的には、時間があれば妻を連れて行ってあげたかったジョホールへの日帰りツアーに参加させてもらいました。ちょうど、別の夫婦が参加する予定があったらしく、会社的にも同じ車に乗せるだけ。食事代のみ2人分追加になるけど、ラッフルズにハイティーよりは安価・・・という、私と会社の都合が一致しました。

帰国後に、ANAハローツアーに電話してそもそもの原因を調べてもらうと、2日後に回答が来ました。JCBでの申し込みを受け付け後、ANAのハローツアーで手配する際に、延泊2日を、ビンタン、シンガポール各1日で間違えて処理した・・・という、なんとも
お粗末な人為ミス。しかも、事前の行程表では、私たちの希望通りの行程が書かれていたので、現地に行くまで気が付かなかった・・・という恐ろしい結末に。フェリーの待ち時間で何気なく帰りのチケットを見たからよかったようなものです。携帯も海外で使えるモデルだったのも、最悪を脱することがで来た理由の1つです。一応、英語が話せることも、ビンタンのホテルでの交渉に役立ちました。

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