シンガポール・マレーシア旅行記 2009年
2009.4.302009.5.

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5日目
 あっと言う間に帰国日。激しい雨の音で目を覚ましたのが5時。この日は6時半にチェックアウトして空港までMRTで戻る予定でしたが、この雨の中を荷物を持って歩くのは非現実的。早朝とはいえ、タクシーだって捕まらないかもしれません。そこでフロントに電話してタクシーを6時半に呼んでもらいました。この旅で話した唯一の英語らしい英語です(笑)
 タクシーを確保したので安心して荷物の整理をしていると電話が鳴りました。フロントから。「
あなたの運転手が待ってますよ」、と。「え?もうですか?洗顔もまだだし、服装もパジャマなんですが・・・。第一、わたし6時半って言ったでしょう?と聞いたら」、「はい、だけど運転手がもう来ちゃたんだもん・・・」と向こうも板挟み状態。可哀想なんで慌てて準備して下に降りました。だけどそこにはタクシーの姿はありません。「行っちゃったって。あんた・・・」フロントに文句言っても始まりません。もう一度呼んでもらいました。別の客もロビーでタクシー待ちしていたので不安になりましたが、程なくやってきたタクシーは私に割り当てられました。よかった^^;

 シンガポールらしい豪雨の中チャンギへと向かいます。この旅で最初に乗ったタクシーが空港への帰り道。以前ならMRTなんてほとんど乗らず
タクシー中心だったのですが、レートの関係、そしてタクシー料金の値上げ、MRTの路線が充実した・・・などの理由で、最近ではタクシーに乗ることが少なくなっています。まあ、シンガポールのことが分かってきたので、タクシーに頼らなくてもよくなったということもあるかもしれませんが、ね。

 7時にはチャンギに到着。こんなに早い時間からすることももなく、早々とチェックイン&出国。制限エリア内には
フェラーリのF1マシンが展示されており、その横でフェラーリのオフィシャルグッズが販売されていました。そういえば、今年はシンガポールでF1が開催されるんでしたね。

FLY!パンダ仕様の特別塗装機

出発まで1時間以上もありましたが、欲しいものもなく(←あっても買えません・・・笑)、早々と搭乗ゲートに向かいました。やはりビジネスマンの姿は非常に少なく、その代わり親子連れや年配の夫婦など、あきらかに観光客と分かる人が多かったですね。

前菜 小海老のカクテル
白身魚のテリーヌ
ポテトサラダ 
メインディッシュ ポークのラザーニャ ボローニャ風
 または
中国風海の幸と野菜の炒めもの ごはん添え 
デザート  
ブレッドロール  
コーヒーまたは紅茶  

 帰りに便もB767。元来は中国路線用の特別塗装機、FLY!パンダ仕様でしたが、乗ってしまえば通常の機体となんら変わりません。午前にシンガポールを発つ便での帰国は今回が初めてですが、あのクリント・イーストウッドの最後の主演作「グラン・トリノ」に感動し、昼食を食べ、ビデオを数本見たらあっという間に成田に到着です。以前は長いと感じていたシンガポール便ですが、慣れというのは恐ろしいもので、今ではなんとも思わない時間になってしまいました。まあ、欧米路線にも何度か乗ったので、その長さとの相対的な差で「早いな」と感じているのかもしれませんね。

世間を騒がす新型インフルエンザ。機内ではこんな用紙が配布されました

 到着前、税関申告書に加え、もう一枚配布されたのが上の写真にある健康状態質問表です。新型インフルエンザ対策です。A4版の用紙にごくわずかな質問事項だけで、なんでこんなに大きな用紙を使うんだ!?資源の無駄でないの!?という疑問のほうが先にわいてきちゃいました。

 成田到着後、入国審査はいたってスムーズ。この時間は到着便が少ないからかもしれませんが、実にスムーズに入国完了です。その後、健康状態質問表を提出する段階でも、アジア便はほとんどいつもと変わらずです。ただ、アメリカからの到着便と重なっていたようで、
担当職員のおじさんが1人興奮気味でばたばたしていましたが、このおじさん自身がもう少し落ち着いて行動していれば、なおスムーズに人が流れていたように思えました。日ごろ現場には出ていない管理職の人だったのでしょうかね?

 ちなみに、ゴールデンウィークの海外旅行は初めてでしたが、帰国ラッシュになる前に成田に戻ったせいか、いつもと変わらないというより、インフルエンザのせいか、
いつもより人が少ないとさえ感じた到着ロビーでした。

 こうして終わった今回のシンガポール旅行。この後の国内線もなんら変わったことがありませんでした
←変わったことがあったら困るんですがね。前回の海外旅行、そう1月の欧州旅行では、最終日に財布とクレジットカードを盗まれるという災難に見舞われてしまいました。今回はいつもの一人旅、それもツアーを利用しない自己責任の旅行ということもあり、またいつものように細心の注意を払いながらの旅となりました。

 とはいえ、10年以上も同じような貧乏旅行を続けていますが、年々、一日に歩ける距離が短くなっています。ボストンバッグの重さは10キロしかなかったのだけど、それすらも重たいな〜と感じてしまいました。加えて、今回が慣れ親しんだシンガポールということもあるにしろ、
貪欲さを失いつつあるな、そう感じてしまったのもまた事実です。20代の頃なら、寝る時間を惜しんでまでも街を自分の足で歩いていましたが、今回は日中にホテルに戻り昼寝を堪能しているんですからね。

 現在、次の海外旅行の計画、次の次の海外旅行、その間の行く予定の国内旅行の計画を3つ、同時に進めています。仕事から帰った後の唯一の楽しみとしてベッドに入ってから小型PCであれこれ調べている段階です。次の旅行では、また若い頃のように貪欲に自分の足で歩き、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の手で触れて・・・
五感を最大限に活用して旅をしてきたいと思います


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