シンガポール・マレーシア旅行記 2009年
2009.4.302009.5.


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4日目
 書店での文献購入以外に予定の無いこの日。シンガポールは地図を見ないで歩けるほどに熟知しているため、目新しいものというのはほとんどありません。とりあえず、前日マラッカに行く際、ジョホールバールの入国審査場が新しくなっているのが分かったため、朝早い段階でクイーンズストリートにあるバスターミナルからSBS170番に乗り、往復することだけが目的の海外旅行に行ってまいりました。

とにかく巨大。左右対称のうちの左側です。奥行きも数百メートルあります。

 将来的にマレー鉄道の駅にもなる新しい入国審査場ですが、非常に大きく、近代的ですし、カウンターも多数設置されているため、今まで以上に出入国をスムーズに済ませることが可能になったことはプラスです。が、場所が少々遠いのが難点。ジョホール水道を渡ったところにあった以前なら、入国を済ませるとそこはすぐジョホールの繁華街でした。ですが、これからは延々と通路を歩いてようやく市街地にたどり着く感じです。国境を越えているのは同じですが、以前のほうが「シンガポールからマレーシアに入ったんだ」という実感がわいてきました。水道を越えた直後にイミグレがあったからだけではなく、視界に飛び込んでくる街並みがシンガポールとは明らかに違っていましたからね。

 もちろん、マレーシアがより都会になったというのもあると思います。走っている車を見ても、シンガポールとの大きな差異を感じなくなってきていますしね。だけど、ジョホール水道を越えてからしばらく走らねばイミグレに到達しないとか、歩いて国境を越えることができなくなったとか、鉄道の駅も歴史的建造物から新しい建物になってしまうとか、一観光客としては残念なことばかりです。

 まあ、そんなことを身をもって経験しただけでも有意義だった午前中のプチ海外旅行。基本的に交通費しかかかっていないので、僅か数百円でこれだけ楽しめたことになります。

 MRTで繁華街、オーチャードに戻ってきたらちょうどお昼時でした。とはいえ、まだ目的を果たしておりません。ここからはいつものルーティンです。紀伊国屋で必要な文献を購入し、そのまま高島屋の地下フードコートで食事をとりました。この日は日曜日のため、日本人駐在員と思われる多くの夫婦、家族連れがフードコートや食品売り場にいました。

 いつもなら、この後、向かいにあるラッキープラザによってお土産などを購入するのですが、この日は日曜日でお休みです。家政婦として働いている多くのフィリピン人女性が家族への送金、贈り物、そして自分の買い物のためにラッキープラザに集まってきます。公衆電話で話す彼女たちの笑顔を見ていると、ちょっぴり切なくなってしまいます。そんなわけで、今回はラッキープラザはパス。代わりに行く場所といっても、午後の一番暑い時間です。マーライオンを見たって何のプラスにもなりませんので、とりあえずホテルに戻ってしばしの休憩です。いや、完全に爆睡(笑)

巨大な噴水。そしてド派手な光と水によるショー。これが年中行われているんですよ〜。

 夕方涼しくなってから活動再開。今回向かったのはサンテックです。ここには、地元書店チェーンのPOPULARもあるし、その他、必要なものが何でも手に入ります。とにかく巨大なショッピングモールですし、富の泉と呼ばれる世界最大の噴水も敷地内にあります。噴水に行った事は以前にもありましたが、ライトアップされたショータイムを見たことはこれまでありませんでした。

 そんなわけで向かったサンテック。CITY HALL駅からの地下通路を歩いているだけでも、多種多様のお店が多数あります。買い物好きな方なら、この地下街、そしてサンテックだけで丸1日過ごしても楽しめるのではないでしょうか?書店で文献を購入した後、食事もサンテックで済ませました。

夕食は韓国料理にしました。フードコートの広さも、
自分が知る限りでシンガポールで一番のように思えました。
お店の数が多く、優柔不断なんで迷ってしまいました。

 ホテルに戻った後は荷物の整理です。今回はスーツケースではなくスポーツボストンにしたため、工夫して入れないとかさ張ってしまいます。結果的に、帰りはタクシーに乗って空港に戻ったので、これならいつものようにスーツケースで来たほうがよかったのかもしれません。


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