はじめに
深夜特急。作家、沢木耕太郎さんの実体験を基に書かれた有名な小説です。文庫本で六冊という長編ですが、一気に読めてしまうだけではなく、我々読者を旅に誘う不思議な魅力にあふれた作品です。多くの若者同様、私もこの小説に大きな影響を受け旅にでた一人です。この小説を基に、俳優大沢たかおが数ヶ月の時間をかけ、原作とほぼ同じ道のりを旅したドキュメンタリーとドラマの中間のようなテレビ番組が、96年から98年にかけ製作、放映された『劇的紀行深夜特急』三部作。この番組の存在は以前より知っていたのですが、さすがに古い作品のため近所のレンタル店にはありませんでした。偶然、今年の4月上旬にネットオークションで違うものを探していた際に、このビデオ3本セットが格安で出品されているのを見つけ、無事に落札。ようやくドラマ版も見ることができました。
テレビ嫌いでこの数年自宅ではまったくテレビを見ない私ですが、このドラマは週末で一気に見終えることができました。全編を通して印象的だったのがインドとマレーシア。マレーシアの古都マラッカの夕暮れのシーンを見ていると、これまで何度もシンガポールに行きながら、マラッカまで足を延ばさなかったことを悔やんでしまいました。
このようにスイッチが入ったら行動の早い私(笑)。すぐにネットで連休中のシンガポール便の価格と空席状況を調べ、翌日には予約を完了してしまいました
以上が通算で26回目になった海外旅行のきっかけです。もちろん、マラッカに行くのですから、同時に大好きなシンガポールにも滞在できます。文献をいくつか購入したいと思っていたのでナイスタイミングです。
搭乗日
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便名
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区間
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出発
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到着
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出発
ターミナル
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クラス
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座席数
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利用運賃
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飛行
時間
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マイル
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5/1
(金)
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NH2152
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07:50
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09:25
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-
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普通席
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1
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スーパー エコ割WEB
(往路:C)
(復路:C)
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01:35
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510
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5/1
(金)
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NH111
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11:05
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17:15
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1
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エコノミー
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1
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07:10
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2,318
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5/4
(月)
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NH112
NQ運航
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08:15
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16:20
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2
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エコノミー
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1
|
07:05
|
2,318
|
5/4
(月)
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NH2155
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19:00
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20:35
|
1
|
普通席
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1
|
01:35
|
510
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プランニング
最近のお決まりとなっている、ANAの正規割引運賃スーパー エコ割WEBを利用しての航空券の手配です。ANAのサイトから空席を調べ、一番安い日程で席を確保しました。正確には、往路を夕方便にしたほうが数千円安くなったのですが、シンガポールに到着したら深夜です。その日はただ寝るだけになってしまいます。そんな無駄を省くため、今回は午前便にしました。ただ、帰国便は午前発。無駄に一泊するし、かつ、早朝にホテルを出ないとなりません。ですが、4日の夜便は満席でしたし、出発直前にもう一度シャワーを浴びたいとなると、レイトチェックアウト、もしくは一泊分の追加が必要になってしまいます。そんなことを色々と考えた結果、今回は上の表の日程で手配することになりました。サーチャージや税金なども含み、合計で約88000円。連休中とはいえ、出発が平日になったために思いのほか安く購入できたと思います。
ホテルは、今回もオクトパストラベルで一番安価なフレグランスルビーホテルにしました。この10年で恐ろしいほどホテルの料金が上がったシンガポールです。観光客の増加に比して、新しい大型ホテル建設が少なかったのが一番の要因です。そんなわけで、シンガポールを訪れるたびに、同じ価格帯のホテルを予約していると、必然的にホテルのランクが毎回下がってしまい、昨年からは最下層のホテルを利用しています。もっとも、寝るだけですし、MRTの駅との距離も徒歩で7分ほど。コンビニも徒歩で2分ほどという地の利の良さも選択理由の1つです。
事前手配の最後は、マラッカまでの日帰りツアー。シンガポールからマラッカまでは日に何本も長距離バスが運行されていますが、今回のタイトな日程では、万が一バスに乗り遅れたり、その他のトラブルが発生すると、日本に帰ってこられなく心配があります。それに、そもそも、数社が同様の内容の商品を販売している日本語マラッカツアーです。食事込みでも1万円でお釣りが来るほど安価です。自己手配で同じ行程をまわったとしても、同じくらいかかってしまいそうです。てなわけで、今回は最大手のご存知パンダバスの「今が旬!世界文化遺産マラッカ一日観光」というツアーを申し込みました。定価はS$155ですが、JCBプラザ経由で申し込むと1割引となるのでそうしました。
2008年7月7日にユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会にて、マレーシアのマラッカが世界文化遺産に登録されました!!歴史的な建造物がたくさん、どこか牧歌的な雰囲気の包まれた世界文化遺産マラッカへの日帰りコースです。歴史の奇跡をたどってみるのもなかなか良いものです。(※5月1日は既に満席の為ご手配できません。)
マレーシアの歴史が凝縮された街・マラッカ。栄華を極めた王国時代にタイムスリップ。
ここがポイント!
@大型船が行き交うマラッカ海峡を眺め、歴史ある世界文化遺産の町並みを散策
Aちょっぴり辛い文化的料理のニョニャ料理を体験
旅程:
08:00 指定集合場所へお出迎え
(シンガポールとマレーシアの出入国手続き)
12:20 マラッカ市内到着
12:30 昼食
13:35 チェンフーテン中国寺院(世界遺産)
14:05 マラッカ市内散策/オランダ広場、サンチャゴ砦(世界遺産)、セントポール教会(世界遺産)、王宮博物館
15:30 マラッカ市内出発
(マレーシアとシンガポールの出入国手続き)
20:00 宿泊ホテルまでお送り
時間:08:00-20:00
催行:毎日
最少催行人数:2
パンダバスのHPより
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前回の欧州旅行では、最終滞在地ブタペストのホテルでシャワーを浴びている間、ベランダから窃盗犯に入られ財布を盗られ一文無しになってしまいました。今回は新型インフルエンザで世間が騒然となっている中での旅立ちです。悪運が今度も付きまとうのか、それとも、今度こそ楽しい旅行になるのか・・・私自身、それが楽しみだったりします(笑)
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