ネパール・タイ旅行記 2010年
2010.1.6〜2010.1.10


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2日目
 雪が心配で夜中に何度も目が覚めました。1時間おきに窓を開けて外を確認。天気予報が外れたようで、いたって穏やかな天候でした。とはいえ、前日の欠航や遅延のために朝の空港が混雑していることが予想されたので、予定より早くいつもの駐車場会社に車を預け、定刻の1時間前には空港に到着しました。
 空港は帰省先から戻る人に加え前日の欠航もあり、非常に混み合っていました。テレビ局も2社撮影に来ていました。預け入れ荷物のX線検査でかなり待ち、その後の国際線乗り継ぎチェックインでも結構待ちました。このとき初めてスターアライアンスゴールドメンバーの特典を享受したのですが、それでも相当待つことになったので、普通に並んだら搭乗時刻ぎりぎりだったのではないでしょうか。

 新千歳は確か昨年ラウンジが改装され、保安検査場と一体になったラウンジとなっています。なのでこの日のように混み合っているときは、保安検査場の列に並ばずとも、ラウンジの入り口に入れば保安検査も同時に行うことができます。で、生まれて初めて入ったラウンジ。どきどきしながら入ったのですが、入り口から入り冷たいお茶をコップに注いだ途端、「ANAから成田行きの搭乗時刻のご案内です」との放送が流れました^^;

 列の並ぶのを回避したのですが、それでも搭乗口にたどり着くまでに45分もかかってしまいました。搭乗も、久しぶりに優先搭乗が可能でしたが(←ビジネスクラスや、国内線のプレミアムクラスに乗ったことはあります、一応)、乗り込んでからもかなり待たされました。まあ、これだけ混雑していたので仕方ないのでしょうけど、次から次に乗客が乗ってきて、最終的にスポットを離れたのは定刻を45分ほど過ぎてからのことでした。しかも、滑走路の混雑しているとみえ、その後も誘導路で待たされました。同じANAの国際線に乗り継ぐとはいえ、けっこうタイトな乗継時間なのでだんだん不安になってきました。

 結局、成田に着き、バスでターミナルに送ってもらったら10:00丁度。国際線が10:50の便なので、通常では10:20には搭乗開始になるはずです。ぎりぎりの時間です。まあ、予想通り、地上係員がプラカードを持ってバンコク行きなど、接続がタイトな便の乗客を探していました。だけど、「バンコクに行きます」と話しかけた私ですが、なぜか私だけ、「はい、そのまま進んでください」となんら特別な扱いをしてもらえませんでした。日ごろの行いが悪いから??笑

 でもまあ、ANA専用の出国審査場は関さんとしていたため、すぐに出国を済ませることができ、10:10には54番搭乗ゲートにたどり着きました。ターミナルについてから僅か10分で!以前のように本来の出国審査場に行っていたらこの何倍もの時間がかかったことでしょうね。

 国際線の機材はB767。座席はC、つまり真ん中の列の通路側。国際線ではここが一番快適です。Bの席、窓側の通路側は、前の座席の下に大きな箱のようなものがあるので、かばんを入れることもままならないんです。事前にネットで調べた結果、エコノミーは満席だと思っていたのですが、幸いなことに私の隣のDの席が空席でした。トイレに行った際に見た感じでは、この席だけは空いていたようです。

 アジア便は映画を2本、そして食事をとると丁度到着する感じです。バンコクにはほぼ定刻の現地時間16時に到着。常に混雑するバンコクのイミグレです。例のごとく猛ダッシュで入国審査場にむかいましたが、それでも入国まで45分も列に並ぶことになってしまいました。入国審査場の数は当初より増えたけど、全員の顔写真を撮影しているため、所要時間が日本の4倍、シンガポールの2倍という気がします。なんとかならないものでしょうかね?

 現れぬ主を待ってぐるぐる回っていた荷物をピックアップし、手持ちのUS$をタイバーツに両替し、タクシーと迷った挙句、安さをとって空港バスに乗ることにしました。150バーツ。ぼったくりが非常に多いバンコクのタクシーなので、半額以下になる計算です。路線バスならさらに1/3の金額ですが、かなりの雨の中、バスや鉄道を乗り継いで街まで出る気になれませんでした←経済的に余裕が出てきたのか、歳をとったのか、30代になってからは宿も交通手段も、「何が何でも最安!」を選択する機会が減っています。
 バスは10分ほど待ったら出発しました。乗客は4人だけ。最初は一般道を100キロ近いスピードで暴走していましたが、有料道路に入った途端大渋滞。生まれて初めてこんなにひどい渋滞を経験しました。結果的に宿のあるプロンポンまで3時間半もかかりました。途中、高速を降りた繁華街ナナ付近では、100メートル進むのに1時間もかかったほどです。降りてタクシーに乗っても同じだろうし、高架鉄道のBTSの駅まで重たい荷物を持って上がる気力もなく、他の乗客が途中で降りてしまった後も、一人車内に残りました。

 で、事件が発生。大事件!いや、珍事件!?他の乗客が降りてから、ドライバーがそわそわしだしたのです←いつものなら乗っている車掌はいませんでした。最初はシートをスライドさせたり、リクライニングさせたり。次になんと車内の電灯を消してしまい、さらには自分の近くのカーテンを閉め始めました。その動作に度に、私の方を気にしています。変な性癖をもった人で、私が狙われてる?なんて最初は冗談で考えていましたが、渋滞はひどくなり、まったく進まなくなった途端、なんとドライバーがズボンを脱ぎながら、車両中央に座っていた私の方に向かっています。不幸中の幸い!?前の車両が僅かに動き出しました。ズボンを半分下ろしたまま運転席に戻ったドライバー。さすがに冗談では済まされない雰囲気です。当然?次に止まった時も同様にズボンを脱ぎながらこちらにやってきます。だけど、また前の車が進んでくれました。
 そうこうしているうちに、空港職員と思しき女性が2人乗ってきました。これで安心です・・・と、思ったら、女性がいるにもかかわらず、ズボンを脱ぎながら私の方にむかってきました!!と、思って身構えていると、私の横を通り過ぎ、そのまま最後部の座席に行き、なにやら妙な動作を始めました。はい、なんと彼、バスの中で放尿しているんです。運転手が自分のバスで、です。渋滞でよほど我慢ができなかったのかもしれませんが、路肩に止めて近くの店に飛び込むとか他にも方法があったと思うんです。にもかかわらず、彼、車内で放尿してしまいました。その後、車内にいかにも小便という臭いが充満しておりました。
 その珍事の後は、順調にバスが進み、事前に頼んでいた場所に着いたと小便小僧、もとい、運転手が言うので降りたところ、お願いした場所の500メートルほど手前。もうがっかり。重たいスーツケースをひいて、この暑い中、がたがたのバンコクの歩道を歩くのこれで何回目?しかも、今回は自分の間違いではなくドライバーの怠慢のせい。

 道行人にじろじろ見られながらゴロゴロスーツケースをひいてゲストハウスまで移動しました。半年前にも泊まったことがあるので、迷わずにたどり着けましたが、さすがに暑い!汗が吹き出てきました。とはいえ、ゲストハウス到着後、すみませ〜ん!と大きな声で叫ぶと、昨年もお世話になった女性が出てきました。しかも、私の顔を見るなり、「しばらくだったね!」とすぐに思い出してくれました。前回も2泊だけなので、そんなに長く居たわけではないのに覚えていてくれたなんて嬉しい限りです。長旅の疲れ、そしてバンコクについてからの惨事、いや珍事の連続なんてどうでも良くなってしまうほどの嬉しさでした←でも、何泊するの?個室がいい?と聞かれたのだけど、事前に予約メールを送って、しかもその返事が来ているのにしっかりと確認していないのでは?と不安になってしまいました。

半年前より広い部屋があたりました。
と、いってもベッドとシャワー&便器しかありません。

 女性従業員と、しばしの歓談後、タイにきたら外せないタイ式マッサージに繰り出しました。今回は初めて頼むオイルマッサージというのにしてみたのだけど、ゴリゴリ、ボキボキが連続する普通の古式の方が良かったかな?そう思ったのが素直な感想です。マッサージが終わったら既に23時近い時間になっており、屋台もほとんど閉まっていたため、何の芸もない、カレーライスと醤油ラーメンという日本食を食べることになってしまいました。まあ、これだけ頼んでも155バーツなのはタイらしいところです。

この日の晩御飯。いたって普通の味のラーメンとカレー。
これだけ頼んでも155バーツ。安い!!!!

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