熊本&福岡旅行記2015
2015/8/21〜2015/8/24

はじめに
これまた学会発表での訪問の熊本。2014年末に、体調不良を少しでも癒そうと温泉巡り&神社巡りをした際に訪れた時以来です。もっとも、前回は非常に冷え切ったなか、峠などは雪道どころか圧雪アイスバーンでした。それなのにレンタカーのタイヤはノーマルタイヤ。そんなこともあり、また、次は大分県に移動すること考えていた旅程のため熊本市内には一切立ち寄らない行程でした。一方、今回は真夏の熊本。そして熊本市内に宿泊、学会も熊本市内が会場。ある意味、初めての街に来たようなものです。とはいえ、例のごとく学会での発表、それも発表を同一学会中に3本も行うというそうとう無理なスケジュールでしたので、用務終了後であっても観光らしい観光はできそうにありませんでした…でも、なんとか生み出した時間で訪問したのが熊本城と、荒尾市にある万田坑。

着陸寸前にトイレに行こうと立ちだした子供が
いたためにゴーアラウンドに。滑走路にタッチ
する寸前で、今までに経験したことのないほど
の急上昇で上空に逆戻り。まあ、仕方ない。

大阪上空を旋回中に仁徳天皇陵がはっきりと
見えてきました。
伊丹から熊本はQ400。ちなみに
ゴーアラウンドの影響で乗り継ぎ
時間、わずか15分ほど。
伊丹内を走り抜けました^^;


熊本城
市内を移動していると何度か目にすることがありましたが、高台にあるためふらりと立ち寄ることはできませんでした。今回も暑い日中には大学で発表を行っておりましたし、夜には懇親会もありました。ですが初日のあまりの暑さ、そして移動の大変さ(帰りにはバスの便がなくタクシーまで利用しました)、2日目は朝一でレンタカー会社に電話したところ、一台確保することに成功!これでエアコンが効いた涼しい車内で寛ぎながら大学にも行けます。

ライトアップされた姿が綺麗だった熊本城。上の昼間の景色より、白と黒のコントラストがはっきりしてさらに綺麗でした。


そんなこともあり、予定外にいけることになった夜の熊本城。もちろん、お城も駐車場も営業時間が終わっております。ですが、人気もまばらなため、車ですぐ横までいくとちょっとした駐車スペースがあり、そこにレンタカーを止めて写真を数枚パチリ!
大阪城、名古屋城なども含め、実は鉄筋コンクリート造りの再建されたお城にはあまり興味がない私。遠くから眺めるのは素敵だけど、中に入ってしまうと鉄筋のビルなので。と、いうわけで今回も中に入らず、ライトアップされた綺麗な姿を眺めることができただけで十二分に満足な私でした。

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
非常に長い名前ですが、23の構成遺産を一まとめにしてこの名前で世界遺産に登録されたものの中から、熊本県の荒尾市にある三池炭鉱の万田坑と、同じく福岡県の大牟田市にある三池港の2つにまで足を延ばすことができました。まあ、暑さのために借りたレンタカーがあったからこそできたのですが。2県に行ったようですが、じつは隣接すしているためほとんど移動なく両方を訪問することができました。

往時の様子を今に残す展示の仕方でした。
また、新しくできた説明資料も充実しており、
世界遺産として売り込むためのこれまでの
努力が伝わってきました。事実、置いてある
パンフレットにも「世界遺産登録を目指します」
という文言がたくさんありました。

今行くと「悲願の登録達成!」となっているかも。


まず、万田坑です。出身が北海道の産炭地の自分にとっては正直、目新しい光景というよりは懐かしい景色に思えました。とはいえ、世界遺産になると観光客が多数押し寄せるのは世界中どこも一緒。この日も大型バスも含めて多くの観光客が、けして広くはない堅坑跡などに集まっておりました。元の炭鉱夫の方でしょうか。無料?のガイドさんの声が聞こえましたが、どうやら決まった時間には解説も聞けるようです。

残念ながら中には入れず。門の隙間から中の様子を覗くだけでした。残念!!

旧三井港倶楽部にて。
ご覧のように豪華絢爛の調度品。
皇族の方々の写真もありました。


続いて移動した三池港。熊本県から福岡に移動したという実感は全くなし。遅い時間だったので、三池炭鉱三川坑入口には入ることができず門の隙間から中を覗くのみ。ただ、隣接している旧三井港倶楽部という三井財閥の迎賓会には入ることができました。ここは今では結婚式場やレストランなどとして活用されるいるようでしたが、往時の雰囲気を今に伝える、豪華な調度品などで気品ある雰囲気が漂ってくる、どうにもこうにも、私には似つかわしくない場所であったため足場やに後にしました←当初は、ここで夕食を食べてもいいかな?なんて思っていたのですが、雰囲気に圧倒されちゃいました(;'∀')

右上が旧長崎税関三池税関支署。リフォーム
されて綺麗になっていましたが、看板が残って
いる中央の部屋は100年前のままだそうです。

左のように、現在は重化学工業の拠点として
活用されている現役の港です。



次の訪問した、三井鉱山のプライベートポートとして作られた三井港はその大きさに驚くとともに、明治時代にわずか6年間で完成したというのですから驚きです。この港ができるまでは観調査が非常に大きいため、大型船が入れず、小型船に積んだ荷物を1500人もの港湾作業員さん達の力で積み替えていたとか。そういう一つ一つの背景を現地で実際に知るにつれ、「明治日本の産業革命遺産」という名前の重みをだんだんに感じてきました。派手さはありませんが、まさに、日本の近代化に寄与した大切な産業遺産。とんぼ返りで移動時間の方が長いくらいでしたが、足を延ばした価値があったと思います。ちなみに、この長い遺産の英語名は、「Sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution: Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining」というのだそうで、英語が先にあり、これを和訳したら日本名になったのではないでしょうか?

パノラマで撮影。遠くには長崎県の雲仙普賢岳や佐賀県などもはっきりと見えておりました。



グルメ
学会参加が目的なので食べられるときに、食べられるものを食べることだけを考えておりました。1日目は徒歩で歩くしかなかったけど、2日目、3日目とレンタカーを借りることができて一気に行動半径が広がると、ありとあらゆるところに「馬刺し」の看板が目につきました。飲食店はもちろん、お肉屋さん、土産物屋さんのようなところにも。熊本で馬刺しが一般的になった理由をネットであれこれ調べたのですが、やはり諸説がありましたが、有力な説は戦時中の食不足で馬を食したことに由来するみたいです。

晩御飯。吉野家(笑)

学会会場での弁当1日目。

東横インの朝ごはん。

懇親会の食事。熊本料理の数々とのこと。ごめんなさい。私には馬刺しは無理かも・・・でした。福島でも同じ感想でしたし。

学会会場での弁当2日目。

無性に食べたくなった濃厚なラーメン。ラーメン屋にも馬刺しがおいてありびっくり。

熊本のANAラウンジで発見した和菓子。
受付カウンターに3つだけあった謎のお菓子。
しかも出来立てで温かかったです。

中はサツマイモが入っていて美味でした!


 

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