奈良・大阪・神戸旅行記 2011春
2011.05.112011.05.13


はじめに
 仕事の関係で2泊3日の関西旅行にいってきました。初日はあいにくの大雨。20年ぶりに訪れた奈良の法隆寺、大仏は残念ながら土砂降りの雨の中での見学でしたが、古都奈良の魅力を再確認する良い機会となりました。

奈良
京都や大阪とは違い、ついでにちょっと・・・という観光がなかなかできない奈良県です。写真ではわかりづらいけど、実はこの日、大雨だったんです。地面に当たった雨が跳ね返るため、傘が無意味なほど。写真はどれも露出をオーバーにして空を明るくしてあります。

どこにいっても観光客が多かったけど、時期的なためか、それとも原発事故のためか、
外国人にはほとんど出会いませんでした。天気よりもそのことが気になってしまいました。

大阪
天気もだいぶ回復し、霧雨程度。昨年夏のインドのような焼ける暑さとは大違いでした。この日は一日中梅田を放浪。まるで迷宮とも思えるような梅田駅界隈。大阪駅やヨドバシカメラ、東梅田駅、ホワイティ梅田、そして阪急、阪神の各デパートをうろついて時間をつぶしました。2010年の夏に3日間過ごしたエリアなので、そんなに困らずに歩くことができましたが、それにしても複雑な駅周辺の構造です。

ずっと地下にいたため写真はありません^^;

神戸
大阪と同じく2010年夏ぶりに訪れた神戸の街。明石市の標準時子午線や南京町は以前も訪れた場所でした。今回初めて訪問となったのが↓の「人と防災未来センター」。防災・減災の世界的拠点となることを目的に創設された機関です。生命の尊さをテーマにした「ひと未来館」、阪神・淡路大震災と防災をテーマにした「防災未来館」の2つが博物館施設として一般に公開されています。他には、国連の施設なども入居しているようです。減災という、これまで聞いたことのなかった言葉を知りました。また、展示の多くや、解説のボランティアの方々の話でも、防災よりも減災の重要性を感じることができました。防災未来館で観た、震災直後の様子を再現したCG映像も迫力がありました(この映像です←リンクフリーとのことなので貼っておきます。)。ですが、個人的には、姉を震災直後の火災で亡くしたある少女の目を通したという設定のドキュメンタリー映像のほうが私には重たい内容でした。わずか数行のこの文章をここまで打ち込みながら、偶然に東日本大震災直後に空から見た仙台空港の様子、また、阪神淡路大震災の際に、神戸在住の友人が経験した話し・・・それらを思い出し、思わず目頭が熱くなってしまいました。

左、ひと未来館。右、防災未来館。

幾度となく夜景を見ては綺麗だと感じていた、世界最長のつり橋である明石海峡大橋。3911メートルという長さもさることながら、端を支える主塔の高さが298メートルで、スカイツリー、東京タワーに続いて日本で3番目に高い建造物でもあるんです。こんな巨大なつり橋なのに、端を支えるケーブルは片側1本、左右で計2本。しかも、太さは112.2センチ。日本の技術ってやっぱり世界に誇れるんものなんだな〜そう思いながらじっくりと眺めてきました。

とにかく風が強かった〜といのうが今の印象です。
ライトアップされた夜の光景も美しいけど、芸術品ではないので、
やはり、橋としての「機能美」を感じられる昼間の訪問がお勧めです。


南京町とポートタワー。この界隈を歩くだけなら、とってもこじんまりしてるな〜と思う神戸の町です。前に来たときは車での観光だったけど、次に来ることがあったら、自分の足でのんびり歩いての観光も良いかな、そう思いました。北海道に戻ってから調べたのだけど、南京町名物である店先での軽食販売って、実は、震災直後に始まった、復興の証でもあるんですって!

南京町と1963年に立てられらたポートタワー。

食事
関西らしいもの、何か食べたかな?と思っても後の祭り(笑)。明石焼きとかたこ焼きを食べる時間がまったくありませんでした。一応、食べたものの写真を掲載しておきますが、全体的に、関西にしては味付けが濃いな〜と思った食事内容でした。

左。奈良の夕食。中央、奈良の朝食。右。神戸の夕食。

宿
奈良といえば、かつての修学旅行の定番!そのため、古い旅館が多く、部屋のつくりも団体客向け。でも、私、こういう宿、嫌いじゃなかったりします。今でも、ホテルを選ぶときのポイントの一つに、「大浴場」というのがあるくらいなんです。でも、この日は1時間近くも風呂につかっていたため、完全にのぼせてしまいました〜笑

奈良の旅館。神戸のホテル。時代の移り変わりを感じる、対照的な2枚です。

 


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