和歌山(高野山)・京都(天橋立)・兵庫(神戸)ドライブ記
2009.11.132009.11.15


はじめに
 関西。2009年の京都、2008年の姫路。そして、それ以外にも海外旅行の際に関空の前泊で立ち寄ったり、出張で訪れたりと、普通の北海道人よりは多く訪れているつもりでした。とはいえ、どれもこれも「立ち寄っただけ」感の強いもの。そんなこともあり、今回は、関西のみに焦点を当てた旅にしました。死ぬまでに100回の海外旅行、50ヶ国以上に訪問、国内すべての都道府県に宿泊、そして、世界遺産200箇所以上に足を運ぶ!という途方も無い目標に向けて目下努力中の私です。関西周遊&高野山訪問というのは、避けては通れない道なのでした←大げさ^^;

神戸といえば、この風景!ライトアップされたときはとても綺麗です(#^.^#)

旅のプランニング
 「はじめに」に書いたのが対外的な旅の理由。内情を話すと、2009年は正月からハイペースで旅行したため、この翌週に予定しているシンガポール旅行も含め、ANAのプラチナポイントが48000ポイントまで貯まる予定なのでした。あと2000ポイント貯まると、翌年はプラチナメンバーの仲間入り。もちろん、スターアライアンスのゴールドメンバーにもなれるんです。これで、空港でのラウンジも使えるし、搭乗の際にも優先搭乗の対象となります。まあ、どちらにもしてもエコノミーしか利用しない私ですが、暇つぶしとしてのラウンジ利用は非常に魅力的。
 そんな背景もあり、あと2000ポイント貯めるという目的もあっても関西旅行でした。往復で約2000ポイント・・・なのですが、悲しいことに、50000ポイントにはそれでも、あと30ポイントだけ足りないんですよ(笑)。30ポイントのために往路か復路を岡山便、あるいは徳島便ということも考えたけど、なんだか、それでは完全にポイント稼ぎだけ旅になってしまいます。それで、今回は、往路は株主優待券を利用した格安航空券(約28000円)を、復路は格安な旅割運賃(12000円)を利用しました。格安航空券が旅割の2倍以上というは納得いかないところではありますが、プラチナポイントが400ポイントさらに加算されるため、まあ、良しとしました。それに、旅割とは違い、当日でも便の変更が可能なんです。当初は関西行きの最終便を押さえていたのですが、実際に搭乗したのは、一便早い神戸行き。仕事が早く終わったので、空港に着いてから変更してもらいました。最初の目的地が神戸のため、神戸便の方が都合がいいですし、何よりも3時間以上も早く神戸にたどり着けることになります。

高野山
 
一番の目的地。というか、ここ以外、事前にほとんど調べてはいなかったほど。旅行直前に大雨が降り、道路が冠水したとかで心配していましたが、私が行ったこの日は小雨混じりのあいにくの天気ではありましたが、「来てよかった!」と心から思える場所でした。今回訪れたのは、時間的なこともあり、空海がひらいた真言宗の総本山、金剛峯寺だけでしたが、その本堂をじっくり観光するだけでも、とっても意義のある旅だったといえます。

 ただ、
高野山までの道の運転が大変。大阪から和歌山に入り、後はひたすら細くなる一方の道を進み、最後の30分ほどは車同士がすれ違うのもやっとの非常に狭い山道を走行することになります。なのに、観光バスも結構走っています。私も観光客の一人なので偉そうなことはいえませんが、これ以上交通量が増えると、相当危険な道だといわざるをえません。山のふもとに大きな駐車場を作り、そこからシャトルバスを運行するなど、何かしらの対策が必要になる時期がきそうな気がします。「世界遺産ビジネス」といわれて久しいですが、世界遺産になった途端に、本来の保護目的とは裏腹に観光地化が進んでしまう・・・高野山に続く細い山道を運転しながら、そんなことを危惧してしまったHIROなのでした。

 神戸を朝早くに出発した結果、お昼過ぎには高野山を下山開始。食事は途中の土産物屋さんで、和歌山名物の「柿の葉寿司」をいただきました。見た目には小さいのだけど、食べてみると結構なボリュームです。寒かったのでそばとのセットにしたのですが、正直、そばは要らなかったほど。もう一品セットになっていたこれまた名物の「ごま豆腐」ですが、豆腐嫌い&ごまの風味嫌いの私には、二重苦でした^^;まあ、一度は食べてみないことにはね!←と、自分に言い聞かせております^^;

 そうそう。途中一部だけ見ることができた仁徳天皇陵。幼いころに持っていた子供用百科事典でその写真を見て、「とっても大きなお墓だな〜」と思った場所でした。すぐ横を通ったけど、あまりの大きさで「森」にしか見えませんでしたが、それはそれでとっても思い出に残るものでした。

天橋立
 高野山下山開始後、当初はナビに行き際として奈良市桜井市をセットしておりました。卑弥呼のお墓ではないかといわれるものが見つかったとかで直前にニュースになっていた場所です。とはいえ、発掘現場に行けるはずも無く、とりあえず向かってみた・・・というのが実情。途中、奈良で吉野川沿いを走り、五条市に差し掛かったところで、急遽目的地を変更してしまいました。それも、一気に日本海側の天橋立に^^;

 日本三景の一つ。日本海側だから夕暮れ時の方が綺麗だろう・・・という単純な理由だったのですが、もちろん、以前より訪れて見たいと思っていた場所です。事実、8月の学会の鳥取大会の帰り、鉄道を利用して天橋立経由で北海道に戻ろうと真剣に考えていたほどなんです。ちなみに、名前の由来は、人が逆さになって見ると、天に架かる橋のように見えるからとのこと。

到着時の天気は、あいにくこんな感じ。

 五条市でナビの行き先を変更すると、そこからの距離は200キロ。ずっと高速道路を利用することになるので、時間的には十分間に合うはずです(ETC未搭載の車なので、高速道路代はかなりな額になりそうだけど・・・笑)、五条市から高速インターに向かう途中、一気に山を登ったのですが、そこからは奈良中心部を一望でき、これだけでも「お〜!」と思える光景でした。帰宅後、その山道がどこだったのか地図で調べたけど、わからずじまいでしたが(笑)

 これまで何度かバスに乗って通ったことのある、大阪中心部の高速道路を自分で運転しているという、なんとも不思議な感覚に浸りながら一路天橋立に!高野山下山後はずっと天気がよかったのですが、残念なことに、到着直前には雨が降り出してしまいました。とはいえ、ぎりぎりではありましたが、日が落ちる前の時間に到着できました。反対側まで車で移動しているうちに雨も強く、また、日もすっかり落ちてしまいましたが、両側からの眺めをこの目で見ることができました。正直、時間的なこともあったり、天気にも恵まれなかったりで、広島の宮島に行った時ほどの感動は無かったけど、「京都の海」を見ることができただけでも有意義だったと思います。 

左、露出をオーバー気味に調整。中央、夜景モード&スローシャッター撮影&PCでデジタル処理。右。一番、天橋立だとわかる一枚^^;

 ただ、帰り道がいただけなかった^^;ナビを一般道優先にセットして走行したら、それはそれはありえない道ばかり誘導します。高野山の往復ですっかり懲りた狭い山道ばかりです。しかも、対向車がまったく来ない&外灯も無い、本当の狭〜い山道なんです。途中、鹿まで道に出てきたほど(笑)。初めて訪れた県では、お金をケチらずに有料道路を利用したほうがいい、つくづくそう思った私でした^^;

神戸
 神戸空港はこれまで2度利用したことがありましたが、神戸は単なる乗換え地点でしかありませんでした。今回は、神戸そのものも目的地の一つ。とりあえず神戸といえば、中華街、明石海峡大橋、そしてお隣明石市の日本標準時子午線、食べ物では明石焼き。

ここを通る子午線が、東経135度なんです。日本標準時子午線というやつですね。

今回は無難にこれらをすべて堪能してきました。次回訪れる機会があれば、明石海峡大橋を見るだけではなく、自分の腕で運転してみる。そして四国に渡り、帰りは瀬戸大橋を渡って岡山経由で戻ってくる・・・なんてルートを考えております。まあ、結構な走行距離になってしまいますがね。 


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