鹿児島ドライブ日記
2010.3.272010.3.28

はじめに
 西日本が好きなんです。特に中国、山陰以西が。これだけが理由といってもいいほどです。もちろん、年度末に自分へのご褒美として温泉に泊まりたいとか、大好きな料理の発祥の町に行きたいとか(←今回は、さつま揚げ・・・大好物なんです)、理由を挙げるとたくさんあります。単に飛行機好きというのも無視できない理由で、これらが複合的に重なり、今回の鹿児島旅行となりました。本当なら、この前週の連休を活用して、論文作成のための資料収集のために韓国に行くつもりでした。その途中で、国内のどこかの町を経由する・・・これが理想でした。ですが、仕事が忙しく連休も休日返上となり、結果的に25時間だけ九州に滞在というハードスケジュールでの旅となりました。もっとも、昨年の長崎もそうでしたが、要所を押えて、かつ、レンタカーを効果的に使うと、意外なまでにポイントを抑えた旅ができるのも事実です。
3月27 09:45-11:40 《往路Aフライト追加代金》ANA704(千歳-中部国際
327 12:15-13:45 ANA353(中部国際-鹿児島
327 《鹿児島サンロイヤル 追加代金》鹿児島サンロイヤルホテル S洋室(1名) 禁煙ルーム1名1室利用 
327 九州各地内 ANA FESTAお買い物券(1,000円分) 1
328 14:20-15:55 ANA626(鹿児島-羽田
328 16:20-17:50 ANA4721(羽田-千歳)  

プランニング
 昨年の長崎はマイルをeクーポンに換えて、通常の航空券を購入しての旅でした。マイルがたくさんあったから1泊2日、飛行機+ホテルで1万円ちょっとの出費ですみました。今回はマイルの残高があまりなかったこと、加えて、旅行にいけそうだ・・・となったのが出発の2週間を切った時点であったため、安価な運賃の航空券を購入できる時期が過ぎていました。
 それで、当初は航空券とホテルを自由に組み合わせて旅が作れる、たとえばANAの旅作、あるいは楽天のANA楽パックなどを利用しようと思いましたが、直行便がなく乗り換えが必要なこと、加えて一人利用のための追加料金などが必要ということもあり、6万円ほどの出費になりそうでした。1泊2日でこの料金は高すぎます。それであれこれ調べてみると、なんとANAのHPから、フリープランのツアーを申し込むと、以下のような格安の料金での旅行が可能だったんです。一人旅の追加時金がかかっていないようです。ただ、残念ながら、往路の羽田経由がキャンセル待ちでもとることができず、中部利用の追加料金が発生してしまいました(←加えて、中部を利用すると獲得できるマイルも少なくなるし、到着する時間も遅くなってしまうんです)、しかも、往路羽田経由のキャンセル待ち後に、再び中部経由で予約しようとすると、復路の便が一便早いものしか取れなくなっていました。本来はもう一便遅い便で鹿児島をたち、ちょうどいい時間の羽田便に乗り継ぐつもりでした。結局、1500円をケチろうとして、無駄にキャンセル待ちをして、せっかくの旅行時間をさらに短くしてしまい、まさに「安物買いの銭失い」状態です。

商品名:トクトク九州 九州チョイスプラン2日間*長崎空港以外*(Y5012B) 金額
基本代金 35,800
(加算料金)往路Aフライト追加代金 1,500
(加算料金)鹿児島サンロイヤル 追加代金 500
値引き適用前旅行代金 37,800
ANAカード優待 -1,800
値引き適用後旅行代金 36,000

 なお、ANAカードなら5%引き、株主なら7%引きになるのですが、株主優待券は書留で郵送しないとならないようで、今回の料金なら2%の差も、郵送料で帳消しになってしまうため、無駄に手間をかけず、ANAカード割引だけを適用させました。なお、ホテルは桜島を一望できる展望温泉のあるところをチョイス。温泉に行きたい!という旅の目的も達成できますしね。最終的には36,000円となりましたが、飛行機に4回も乗ることを考えると、実にリーズナブルな料金だといえます。この料金なら、年に数回、気分転換にふらりと国内旅行もできそうです。

もう1週間早ければ綺麗な桜を見られたのでしょうね。
ご覧の通り、葉桜になりかけていました。

 レンタカーはいつも利用するマツダレンタカーがどのクラスも予約でいっぱいだったため、マツダが利用できないときに利用する、オリックスレンタカーで軽自動車を確保しました。他社と違い、この2社は日にちがまたがる24時間利用でも、免責保険料が1日分ですむんです。他の会社は日にちがまたがると2日分の免責保険料が必要になってしまいます。1500円程度とはいえ、返却の際に満タンにするガソリン代分くらい違ってしまうことになりますからね。

桜島
 
鹿児島到着後、真っ先に向かったのが桜島。錦江湾にある東西約12km、南北約10km、周囲約55km、面積約77km2の半島。以前は文字通り島だったのですが、1914年(大正3年)の噴火で陸続きとなって今に至ります。最近は昭和火口での爆発の回数が増えていることがしばしば報道されておりますが、私が訪れた際にも写真のような噴煙が上がっておりました。観光客はそれを見るたびに歓声をあげていましたが、避難壕がいたるところに設置されているなど、今なお活発な活動を続ける火山との、地元住民の「戦い」を感じると、複雑な気持ちになってしまいました。

色々な角度から桜島を撮影しました。が、2日間ともあいにくの曇り空でした。
左の写真が避難壕。観光資源でもある桜島ですが、この壕は使いたくないものですね。

桜島フェリー
 鹿児島市の鹿児島港と桜島港との間を結ぶフェリーです。乗船時間はわずか13分ほど。高速の料金所のような施設で車に乗ったまま料金を払い、その後車のまま乗り込み、車に乗ったまま15分間を海の上で過ごしました。24時間運行で市民の足として活躍するのはもちろん、万が一の噴火の際には、桜島に複数設けられている着岸地点に接岸し、住民を避難させるために利用させるとのことです。

毎年、のべ550万人の乗客と164万台の車両を航送しているんですって。乗船中のナビ画面は当然海の上でした^^;

西郷隆盛
 ご存知西郷隆盛。上野の西郷さんの像を初めて見たのがちょうど3年前の3月。それ以来、なんとなく気になる人物になっていました。

 
西郷隆盛生地の看板と石碑。その近くには、維新ふるさと館という、ハイテクを駆使した
博物館がありました。展示物こそそんなに多くはないのですが、西郷ロボットも登場する
音と光の演出のすばらしい映画?もあり、とってもお勧めの場所です。

1828年1月23日生まれで1877年9月24日になくなった幕末の軍人。いや、英雄といったほうがいいでしょうか。歴史の成績が中学、高校と最低ランクだった私はこの時代のことは疎いのですが、今回の旅の最中はもちろん、その前後での調べ物の中で彼の功績、そしてこの時代の日本の状況について学ぶことができました。

ホテル
 前述の通り、追加料金を払って選んだ今回のホテル。繁華街からは遠いものの、温泉が付いていること、しかも、桜島を一望できる展望温泉となると地の利の悪さなんて無問題。5分も歩けばたくさんのスーパーや飲食店などがあり、お酒を飲まない人には十分な環境です。大きなホテルで宴会や結婚式なども行われるようで、たくさんの人でロビーがごった返していました。その人の多さに比べ、玄関が小さいとか、展望風呂の湯船が1つしかないとか、最新のホテルに比較すると見劣りする点も多くありましたが、朝の食事も豪華でおいしく、総合的にはとっても満足できるホテルでした。

シングルだけは市内向き。ツイン、ダブルなら桜島が見えるのが売りのホテルなんです。

食事
 個人的に、今回の旅の途中で絶対食べたかったものが、鹿児島(薩摩)ラーメン、とんかつ、そしてさつま揚げ。全て食すことができました。ついでに、桜餅も食べたかったんです。もともと甘党で桜餅が好きだったのですが、桜島で桜を見ながら桜餅を食べる!という馬鹿なことをしたかったのがその理由。実際には、桜の花がすでに散りかけていたし、そもそも、火山灰質の桜島には桜の木を見つけることができず、3つの桜を同時に!ということは不可能でした^^;

鹿児島は豚肉、薩摩揚げ、お漬物が有名。その全てを堪能しました。写真はないけどホテルの朝食の鹿児島料理が豪華で美味しかった!

レンタカー
 オリックスレンタカーは2年前の岩手以来の利用です。前回は軽を予約し、当日予約いっぱいのとことでフィットの利用となりましたが、偶然にも、今回も同じパターン。ただ、前回は新車の新型、今回は13万キロも走った旧型が割り当てられました。ついていた純正のナビが、旧式のDVDタイプで、反応が遅いのと、操作性がよくないのが難点でしたが(←高速のインターで降りる場所の案内が適切ではなく、無駄に20キロも先の次のインターまで走って引き返すことになってしまったほど)、エアコンもほとんど使わず、静かに走ったこともあり、返却の際に燃費を計算するとリッター19キロも走っていました。

傷だらけで内装も電球が切れていたフィット君。CVTと電動パワステのフィールが最悪でした。

 

 

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