<裕次郎記念館について>
2017年8月31日で閉館となった石原裕次郎記念館。石原プロモーションの運営で、バブル真っただ中の1991年に開館したのですが、施設の老朽化や、裕次郎ファンの高齢化に伴い、裕次郎を知らない若者が増え、結果的に入場者が激減したこともあり2016年に閉館が発表されました。
わたくしHIRO、石原裕次郎のことは「西部警察」や「太陽にほえろ」を見て知っているくらいでした。しかも、小学校の低学年の頃にみていたので、記憶もあいまいです。ですが、西部警察のスカイライン、フェアレディーZの走る姿は鮮明に覚えています!実は、西部警察の最終回の撮影にはエキストラで参加したくらい大好きなんです。
そんな大好きな西部警察も終わり、後に続いた石原プロのドラマは、激しいカーチェイスもなく、車だって大好きな日産車ではなく、三菱車。パジェロが売れている時期だったとはいえ、特に感動もなく。かえって、西部警察、いや、スカイラインやフェアレディーZのことが、次第に美化されながら記憶に残っていったのでした。
時は過ぎ去り、私も免許を取得。ブルーバード、プリメーラという2台の中古車を乗り継ぎ、ついに新車を購入するというときになり、私が選んだ車は、その年に発売になったR34スカイライン。赤黒ツートンがあればよかったけど、設定そのものがありません。でも、R30スカイラインを彷彿させるボクシーな直線基調のスタイルは一瞬で私の心を射止めました。当時、日産の経営が非常に悪化し、早めに購入しないとスカイラインはもとより、日産自動車自体がなくなってしまうのでは?と危機感すら覚え、学生の身分ではありましたが、必死に頑張ったアルバイト代で購入したのがR34スカイラインでした。
その後、20年近くもずっと乗り続けているのは、皆様もご存じのとおりです。
R34の悪すぎる燃費を補うために、セカンドカーとしてコペン、CR-Zという燃費のいい車をセカンドカーに購入しました。ですが、さすがに年齢相応の車に乗ろうかな?と思ったときに発売されたのが、現在も乗っているV37スカイライン。AT車は本来は好きではないけど、購入当時は高速道路での移動も多く、パワーに余裕があり、燃費もいい車が必須であったためV37は、ある意味当然の選択となりました。
そんなスカイライン2台持ちの私。当然、マシンRSに会いに行かないわけにはいきません。閉館もまじかに迫った2017年8月になり、ようやく実現した裕次郎記念館の訪問でした。
裕次郎記念館については、多くのHPで紹介されていると思いますが、写真撮影が禁止のため、意外と展示物の様子などは伝わりにくいのではないでしょうか。以下にWikipediaからの引用で、展示概要を紹介しておきますが、裕次郎コレクションの多さ、豪華さ、華麗さ、これに驚くばかりの展示内容であったとだけ報告しておきます。
<マシンRSについて>
ベースとなったR30スカイラインRSシリーズについては、今更述べるまでもありません。また、ドラマでの設定ではかなりのチューニングマシンとされていましたが、その「設定」についても多くのHPで紹介されているので割愛します。ここでは、大の日産好き、大のスカイライン好きとして、今回この記念館で撮影した写真に感想を付け加えるかたちでマシンRSを魅力や特徴を紹介していきます。
(以下の、それぞれのマシンに関する番組での設定についても、WIKIPEDIAより引用させていただきました)
RS1は角フォグとそのカバー、そしてADthereのアクリル製リアウイングがお気に入りでした。30根に以上たった今も下回りもとっても綺麗でした。この高性能に加え、RS-1には「口径20mmのマシンガン」、および「アフターバーナー」による急加速装置を装備し、最高速度まで16.3秒で達します!という無茶な設定がされています。 以下、オフィシャルページより 全長×全幅×全高:4595×1665×1360mm/エンジン形式:FJ20ET/最高速度:265km/h(アフターバーナー作動時)/0-400m加速:13.5秒/0→100km/h加速:6.1秒/車体重量:1315kg/主要装備:急加速装置アフターバーナー、2連装機銃、逆合成アパチャーレーダー(ISAR)、敵味方識別装置(IFF)、レーダーホーミング警戒装置(RHAWS) |
RS2は一番印象にないマシン。劇中での設定の問題かな?エアロの雰囲気もRS1のほうが私の好み。いや、小学生の時の私の憧れだったといえばいいかな? |
元祖マシンRS。それがのちのRS3。唯一のNAエンジンですが、劇中の設定ではNAでも最高速255キロ!さすがに無理がありすぎますが、夢も膨らむ設定ともいえます。 |
<その他の劇中車について>
ガゼール
次は、石原裕次郎演ずる捜査課長木暮謙三の愛車「ガゼール」です。いつもオープンで走る姿に魅了されました。エンディングシーン付近で登場する場面も多く、番組を象徴する華やかな1台でいえるでしょう
ベースモデルは日産 ガゼールの最上級グレード「2000XE-II」で、日本初採用となるドライブコンピューター搭載した車としても有名です。当時のカタログを後年入手したのですが、ページを開くだけでわくわくするようなメカニカルに関する記載が多いカタログでした。RSシリーズがあり得ない数値のパワーを公表しておりますが、ガゼールに関しては120ps/17.0kgmmの2リッター直列4気筒「Z20E」型エンジンに5速MTの組み合わせたものです。裕次郎さん専用車であっても5MTなんですね。実はこの博物館で実写を見るまで、絶対にAT車だと思っていました。根拠は大門さんようのZがAT仕様なのが有名な事実であったから・・・だけなんですがね。
ガゼールは、当然メカニズムなどはシルビアと共通。違いといえば、シルビアがサニーなどの大衆車がメインのサニー店系列店で販売されていたのに対して、ガゼールはセドリックやローレルなどを扱っていた日産モーター店系列で販売されるという大きな違いがありました。フロントグリルやリアコンビランプによる差別化のみならず、装備面などシルビアよりも上位の位置づけで、高級感がプラスされていたよういです。ちなみに1983年にフルモデルチェンジされるが、3年後の1986年にシルビアとの車種統合により販売終了。事実上の後継車は、その後走り屋たちを虜にしたモーター店系列で売られた180SXということに。
オープンへの改造は、当時ワンオフのオープンモデル製作や自動車メーカーの試作改造車などを手がけていたカスタムビルダー「ガレージタルガ」が担当したそうです。
ちなみに出演シーンのほとんどはオープンだったのですが、出演シーン以外の移動用に屋根もシッカリと用意され、パイプ状の支柱を内張りに追加された穴に刺して装着、その上に幌を被せるタイプだった。ちなみに、西部警察 第5話「爆発5秒前」で、木暮課長が入り浸るバー「コーナーラウンジ」前に路駐しているシーンで、貴重なクローズド状態を確認することができるとのこと。
なお公表されているスペックは全長:4400mm/全幅:1680mm/全高:1320mm/車両重量:1120kg。なんとも無難。違和感があるのは5MT仕様車だったことと、オドメーターの距離が今なお6594キロということです。
この車にドアを開けないで飛び乗る裕次郎さんに憧れ、スカイラインのセカンドカーとして購入したコペンで同じように飛び乗る練習をしたものの、車のサイズの違いがありすぎで、全身を強打しながら車の中に落ちていくだけでした。
裕次郎さんはこのガゼールを大いに気に入り、「西部警察が終わったら、ぜひともオレのコレクションに加えたい」と語ったのは有名な逸話として語り継がれておりますね! これも有名な話ですが、ODOメーターの距離がわずか6594キロ! |
フェアレディZ
ご存知、大門さんのマシンです。テレビ画面からは迫力の走行シーンが伝わってきたけど、実際のマシンを見ると、ガルウイングも華奢なつくりでしたし、ボンネットのマシンガンまわりなんて、まるで素人がコーキングで埋めたかのようなシーリングです。 基本的に、Zよりもスカイラインが好きなんで、この車の写真は少ないです^^; |
カタナ
一応、カタナの写真も撮りましたが、30年以上前の印象にはあまり残っておりません。 |
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<すでに幻となってしまった記念館内のカフェで一服>
綺麗な海、そして裕次郎さんの素敵な笑顔。このソフトクリームは大門(渡)さんが実際にもソフトクリームが大好きなことにちなんでいるとか。 |