名古屋・伊勢旅行記 |
はじめに 生きている間に47都道府県すべてに宿泊する!というどうでもいい目標を立てたのが、すでに10数年前。もちろん、そのために無駄に旅行するということはしていないのですが、そうなると、意外と達成が難しい目標だったりします。まあ、私が北海道民で仕事で本州に行くことが一年に一度あるかないか・・・というのが一番の理由なんですがね。
今回の旅は新婚旅行で貯まったANAのマイルを特典航空券に交換する、というのが今回の一番の制約。秋の連休ということもあり、千歳発着便は、道内便の他は、新潟と福島便くらいしかあいていなかったんです。しかも、2人分。諦めつつも、日に数回は空席をチェックしていると・・・名古屋便に空が出ました!ということで、すぐにチケットをゲット!!と、ここまではよかったんです。名古屋も三重も、これまで行ったことのないところでしたし、三重の伊勢神宮にいつかは訪れたい、ずっとそう思っていました。今回は2泊3日の日程なので、結構いろいろなところに行くことができる・・・そう思っていたのですが、なぜか、この連休は愛知県内や三重県北部のホテルというホテルが満室なんです。不思議だな・・・と思ってあれこれ調べても満室。楽天でもじゃらんでも、ヤフーでも駄目。目ぼしいホテルのサイトから直接空室を調べても空き無し・・・なぜだろう!?と、航空券を予約してから悩みだしたバカな私です。みなさんはわかりますか?そうなんです。この連休は三重県の鈴鹿サーキットでF1が行われているので、それで日本中の車好きがこのエリアに集結しているんです。それでホテルの空が無かったんです。
みなさんも、セントレアでぜひこの本をゲットしてください。無料というのが信じられないほどの内容、そして情報量です。雇用対策で作ったもののようですが、作り手の熱意が伝わってくる力作だと思います。フェリーまでの小一時間ばかりのこのガイドブックを読んで、これからの予定をプランニング←今更ですが^^;
高速船はこれまでに海外で何度も乗りましたが、事前に揺れますよ〜と放送があったとおり、この日は波が高く結構な揺れでした。念のために酔い止めを飲んだのですが、フェリーに乗っているときよりも、この後の午後の運転の最中に薬が利いてしまい、眠いのなんのって。朝も早かったから、ダブルパンチで眠気が襲ってきます。運転中だけではなく、神社の境内を歩いていても、自分が自分でないみたいに思考回路が半分麻痺。こんな感覚初めてでした。
途中の昼食休憩を挟んで、この日はまず伊勢神宮の外宮に行きました。事前情報で、内宮よりも関さんとしている・・・との情報を得ていましたが、まさにその通り。観光バスで訪れている団体客、それもご年配の方が参拝客の中心で、個人の人はほとんどいないように思えました。旅行前には、駐車場の場所くらいしか確認していませんでしたが、前述のガイドブックを手に入れたため、実にスムーズに、実に有意義な参拝が可能になったのは言うまでもありません。
駐車場を出てから再び車に戻るまで、約1時間。これも事前情報の通り。一応、これでこの日の予定は終了でしたが、まだ3時。宿に向かうにはやや早い感じです。そこで取り出したのが、またしてもパワースポット三重。現在地から離れすぎない場所で、かつ、面白そうな場所を・・・と思って調べてみると、ありました。電話番号をもとにしてナビにセットして再出発!向かった場所は↓
国道からそれた後、びっくりするほど狭い道を走ること15分ほど。着いた場所は正式名称、石神神社。通称、「石上さん」。女性の願いを一つは叶えてくれるといわれている神社です。土地柄、海女さんたちの身を守る場所としてもも崇められているようです。すっかり日も傾きだした夕方の時間帯でしたので、ほとんど貸しきり状態で参拝することができました。これでこの日の観光は終了しました。旅館にはまだ若干日の明かりの残る時間に到着しましたが、荷物を置いて外に出ると、もうあたりは真っ暗。付近はお土産物屋街らしいのですが、旅館の方の話では、修学旅行の団体が入っていない日はお店をしめていることが多いとのこと。事実、2軒だけしかシャッターが開いていませんでした。
2日目
食事後に、旅館近くの夫婦岩まで行ってみました。二つの岩が寄り添って見えるためこの名がついた場所ですが、多くの人が訪れていました。蛙を祭っているのか、あちこちに蛙さんがいました。天気もよかったため、気分良く食後の散歩をすることができました。伊勢神宮を訪れる機会があるなら、ぜひ、ここにも足を伸ばしてもらいたいと思える場所です。みなさんもぜひ!
この後、いよいよこの旅のメインである、伊勢神宮の内宮に向かいます。ここは、かの天照大神を祀る神社である神明神社の総本社なんです。ここには三種の神器の八咫鏡が神体として祀られています。さすがです。結構早い時間だったにもかかわらず、近くに行くにつれ車の数も増え、一番近い駐車場は満車でした。仕方なく、徒歩で15分ほどの駐車場にとめましたが、実は、この駐車場と神宮との間には、観光客に人気のおはらい町があるんです。神宮までの往路でめぼしをつけ、参拝のあとにゆっくりと食べ歩きをしながら駐車場に戻ってくる・・・これが一番理想的な参拝方法の思えます。まあ、各種のガイドブックにもそう書いてあるんですがね(笑)
参拝後、赤福や豚まんなどを食べて駐車場に戻りました。時計を見ると、まだレンタカーを返すのには余裕がある時間です。そこで再び例のもの、そうパワースポット三重を取り出して行き先を考えると・・・ありました!それも程近いところに^^。駐車場がややわかりにくかったけど、次に向かったのは↓。猿田彦神社です。ここの神社は「はじめの一歩お守り」が売ってあったり、境内には、向かい合う形で別の神社、佐瑠女神社があるなど、ほかとはちょっと違う魅力のある場所でした。したの中央の写真。この文字盤の決められた方位の文字に手のひらを当てて祈願すると、願い事がかなうと言われているらしく、秘かなブームとなっているとのこと。また、七五三の時期のため、かわいい子供たちが多数訪れていたのが印象的でした。
これで伊勢での観光は終了です。F1のため道路が混むとの情報を得ていたため、気持ちはやめに津に向かいました。往路は1時間でしたが、復路は1時間半。レンタカーを返したのは3時で、フェリーは5時。2時間もあまってしまいました。残念ながらフェリーターミナルの近くには、徒歩でいけるこれといった観光スポットがありません。ちょうど津祭りでしたが、歩いていける距離でもなく、そもそもスーツケースを持っているので行動が制限されてしまいます。仕方なく、ターミナル近くの喫茶店で遅い食事を取りながら、 時間になるのを待ちました。
ホテルに着くと、もうすっかり夕焼け空。残念ながら金網越しでの眺めではありますが、綺麗な夕日を見ることができました。荷物を置いて、少し休憩をしたら、セントレア空港に移動します。もちろん帰るわけではないけど、近くには何にもないし、夕食を食べるついでに色々と見てくることにしました。
3日目
名鉄線に乗り、まず向かったのが熱田神宮。またしても神社です。ここは、三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を神体としてます。広い敷地を歩いていると、やはりここも七五三のお参りをしている多くの親子連れがいました。また、本殿では同時に3組ものカップルが神前での結婚式を挙げていました。天気も良く、思い出に残る素敵な結婚式になったことでしょうね☆
熱田神宮のあとは名古屋駅まで移動し、そこから循環バスに乗ります。だけど、人の多いこと多いこと。乗れたからいいけど、こんなに混むなら、祝日くらい臨時便を出したり増便したらいいのにな〜と思いました。事実、帰りの便は大幅に遅れていたし、満員で乗れないお客さんもいたし。そんなことで循環バスに乗って向かったのは、名古屋城。まあ、ここくらいしか思いつく観光場所もなかったし、時間もあまりなかったしね。姫路城と違い、後に再建されたもので中に入っても、大阪城同様に至って近代的な博物館でしかないのが残念。中に入るよりも、外から眺める場所なのかもしれません。
こうして、2泊3日の伊勢旅行は終了です。帰りの機内からは実に幻想的な夕焼けを眺めることができました。写真では良く伝わらないと思いますが、雲の下に沈んだ太陽、雲全体を紅く照らしているんです。機内からでしか見られない不思議な光景でした。 |