中欧5ヶ国周遊 2009年
2009.1.62009.1.14

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8日目
 帰国日。当然一睡もできず、朝食もとるきにならず、です。他のツアー参加者の方々が心配しているようだったので、添乗員さんに頼んで「体調不良」ということにしてもらいました。なので出発のバスに乗ったら、みなさん本当に心配してくれました。「大丈夫?」、「昨日まであんなに元気だったのにね!」、「夕食も朝食もとれないほどだったのに、今はずいぶん元気そうだね!?」なんて不思議がる方も。

 みなさんの心配は本当に嬉しかったんです。だけど、何人もの方に「これで元気になるから!」と何の効能だか分からない薬を勧められたのには困ってしまいました^^;。断りきれず、2人の方のは飲んだけど、まったく何も食べていない私です。さらには、お金が無いから水も買えず、水すら半日以上も飲んでいないんです。そんなときに薬を、です(笑)。水が無いから、薬だけをそのまま、でした・・・けっこう辛かった。嬉しさと、薬の苦さと、そして、自分はどうなってしまうんだろう・・・という色々な気持ちから、本当に泣いてしまいたかったです。だけど、そう簡単には涙も流れないし、第一、病人ということになっているので、一応仮病を続けないといけません。いきなり涙したら、それこそみなさんがさらに不思議がります・・・。

 ようやく水を飲めたのはフランクフルト行きの機内に乗ってから。財布が盗まれたのに気が付いた前夜20時頃に手持ちの水を飲み干して以来、水を買って飲むことすらできませんでした。こんなにも水が美味しいと思ったことは、今までの人生でなかったかもしれません。

 ハンガリーの空港、フランクフルトの空港で、本当なら残りのユーロで買い物をしたかったんです。せっかくヨーロッパにいるんです。自分の記念品も何も買っていなかったし、両親へのお土産も最後に買おうと思っていました。だけど、それもできず、ただただベンチで休む私。分散してあった財布にまだ多少の日本円はありましたが、そのお金をユーロにかえる気になんかなれません。と、いうより、1か月分の生活費以上にあたるお金を盗まれた直後です。気分的にお金を使う気にもなれないし、懐具合から考えても、早速、節約生活を始めないとなりませんでした・・・涙。
 
 しかも、帰りの飛行機内でみた日本の雑誌の占いでさらにショック。7日から13日というちょうど旅行期間と重なる時期の分なのですが、

仕事に励んで収益が伸びるときだが、思わぬ出費が発生する。安全と健康管理に気をつけて。中盤は将来のための勉強がおすすめ。自分の能力を伸ばし、才能を発掘しよう。目標は高く持って。終盤は事態を静観すること。うかつに動くのは監視の目が働いている。

まるで私のためにあるようなこの占い。確かに、旅行の終盤で、思わぬ出費、いや、がありました。自分の安全を脅かすような。だって、誰かの監視の目がひかり、シャワー中ということまで分かってしまったんですもの・・・。


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