中欧5ヶ国周遊 2009年
〜ドイツ・オーストリア・スロヴァキア・チェコ・ハンガリー
2009.1.62009.1.14

はじめに 1日目 2日目 3日目 4日目  5日目 6日目 7日目 8日目 9日目


はじめに
 これが生涯で25回目の海外。死ぬまでに最低100回!が目標だからようやく1/4までたどり着いたことになります。毎年恒例となった新年の海外。だけど今年は厳しい条件が重なりました。1番目はなんといっても原油価格高騰に伴う高額の燃油サーチャージ。日系エアラインで欧州まで往復をすると、それだけで数年前のシンガポール往復航空券の運賃に相当するほどのサーチャージが加算されてしまいます。本当のことを言うと、年齢的なものなどもあり、今回は南米を考えていました←高山病の心配があるので少しでも若いうちに、と。マチュピチュ、ナスカの地上絵、イグアスの滝・・・などの観光です。だけど、ただでも高額の旅行代金にびっくりするほどのサーチャージまで加算され、団体ツアーで安く抑えたとしても60万円ほどもかかってしまいます。10日で60万円・・・やはり今の私には無理^^;。第二候補はエジプトのピラミッド。これも長距離便になるので合計額が30万ほどになってしまいます・・・これでも厳しいです。

 そんなご時世(と、懐具合)なので、航空券のみ、ツアー参加などあらゆるパターンでプランニングを始めたのが11月上旬。実はカンボジア旅行と平行しての計画でした。そうとは認めたくはありませんが、全て自己手配のカンボジア旅行のプランニングに時間がとられたこともあり、結果的に、冬の旅行は楽をして準備することになってしまいました。

 でも、楽だけをとったわけではないんです。やはり金額的なものも考慮に入れなければなりません。ネットで毎晩深夜までかかりあれこれ検索しているうちに、偶然見つけたのが、新聞広告でおなじみ、阪急交通社のTRAPICSブランド「燃油サーチャージ込み!GoGo 5カ国中欧大漫遊8日間」というツアーです。名前の通り燃油サーチャージを含んで、当然ホテルやその他諸々も含み、179,800円。これに一人部屋追加料金40,000円を加えても22万円です。基本料金の18万というと、これだけで日系エアラインの欧州行き正規割引運賃の総額と相違ありません←国内線乗り継ぎ料金も以前は1000円だったのに、いつのまにか まで値上げされています。

・中欧名物料理を含む全食事付!おまかせの添乗員同行!
・ルフトハンザドイツ航空指定、燃油サーチャージ込みでこの価格♪♪
・ブダペストではゆったり2連泊!
・5カ国7都市22箇所(6つの世界遺産を含む)の観光地を一挙にご案内!
・世界遺産博物館島にあるペルガモン博物館へご案内♪
・世界遺産ドレスデン市内観光♪
・世界遺産プラハ歴史地区観光♪
・世界遺産ウィーン歴史地区観光♪
・世界遺産シェーンブルン宮殿へ入場観光♪
・世界遺産ブダペスト市内観光

 急激な円高、そして原油価格の暴落が重なったためこのような運賃が実現できたと思うのですが、個人手配なら1月になってからの予約のみ安くなった燃油サーチャージが適用されます。ですが、もしかすると旅行会社によるまとまった契約だから可能なのか、年明けに下る予定のサーチャージ代を早い段階から適用しているのかも。そう考えてしまうほど安価な料金です。

 実は、中欧周遊というのは昨年のイタリア旅行計画の際、どちらにしようか最後まで迷ったコースでした。結局、昨年はイギリス、フランスの次の旅行地として、日本人には無難なイタリアに落ち着きましたが、今年は1年ぶりにそれが敗者復活!(笑)。中欧に行きたい理由はたくさんあるんです。まずは昔からの憧れ、「
モルダウ川」。スメタナの名曲で有名なあの川を自分の目で見てみたかったから。これだけでもお金を払ってもいい、そう思っていたほどです。それ以外にも、冷戦の象徴とも言うべきベルリンの壁跡、ハプスブルク家の夏の離宮として知られるシェーンブルン宮殿・・・など、中欧の誇る数々の遺産をダイジェストで見て周る。これまで「お前はアジアしか行かないのか!」と散々言われ続けたことへの反動というわけではないけど、海外旅行好きの人と話す機会があっても、私の旅のスタイル、訪問地などはどうも人と一致せず、話が盛り上がらないどころか、旅行の目的を疑われることすらも多々ありました。それもあり、最近は、夏は自分の研究にも役立つ国へ、冬は押さえておきたい場所をダイジェストで見て周る!という一連の形が出来上がっています。それに加え、今回はの上述の価格の問題もあり、結局このツアーに参加ということになりました。

 ただ、このツアーは成田発着。もちろん北海道内の新聞等には掲載されていないツアーです。ネットで偶然見つけました。なので国内線分が含まれていないのはもちろん、差額を払っても手配してもらうことができません。まあ、そんなこともあろうかと、ANAのマイルは常に国内線往復ができる分を残すようにしているので、今回はそれで特典航空券を手配。とはいえ、成田便は便数も少ないので最初からあきらめていましたが、羽田便ですら往路はなかなか希望の日時をおさえることができず、遅い時間を手配し、連日何度も空席状況を確認してなんとか夕方の便に変更することができました。

 こうして申し込んだ今回のツアー。ツアーの申し込みを済ませ、乗り継ぎの国内線を押さえ、前泊のための成田のホテルを押さえると、後は大げさな話、お金とパスポートさえ持てば何も必要ないくらい。旅行そのものよりも事前のプランニングを楽しむほうが好きな私には非常に物足りない内容です。とはいえ、訪問地についての事前の下調べをする時間を確保できなかった年末年始の慌しさを考えるとツアーで正解だったかも←いつもなら事前準備をする時期に、11月末にいったカンボジアへの旅行記をまとめていたもので・・・忙しいくせに旅行行きすぎです^^;

 そんな状態だったので、今回私がしたのは2つだけ。1つめ。自分のバイブルでもある『深夜特急』。その作者の沢木耕太郎さんの『旅する力―深夜特急ノート―』を旅行前に読むこと。これは11月に発売されたばかりの最新のエッセー集。あの長い旅を振り返る内容なのですが、それを読み、なぜ人は旅に出るのか、という問いに対する私自身の答えを見つけようとしてみました。これを読んだのが大晦日から元旦にかけ。年明け早々、次にしたのが「ビフォアサンセット」という映画DVDを観ること。日本では「恋人までの距離(ディスタンス) 」というタイトルで公開された、「ビフォアサンライズ」という映画の続編。前作は今回私が旅するウィーンの街を舞台としているのですが、不思議な雰囲気に魅了された映画でした。登場人物が9年後に再会するという設定でちょうど9年後に製作された続編。タイトルだけ観て借りたDVDですが、今度の舞台はパリ。全然関係ない街でした(笑)。と、今回の事前準備はこれだけ。スーツケースへの荷造りも前日にパパッとやって終了。

地名

予定

1 東京発
ベルリン着
10:30〜13:30;空路、ベルリンへ(乗継)。

16:30〜23:00;着後、ホテルへ。
食事(朝:×  昼:×機内食  夕:×機内食)  宿泊:(ベルリン又は近郊泊)
2 ベルリン発













ドレスデン着
08:30 ホテル発。
ベルリン観光(約3時間)
 ベルリンの壁(下車観光)、
 ペルガモン博物館(入場観光)、
 ブランデンブルク門(下車観光)、
 ベルリン大聖堂(下車観光))。

その後、ドレスデンへ
(約193KM、約3時間)。
着後、【世界遺産】ドレスデン観光(約2時間)
 ツウィンガー宮殿(下車観光)
 ゼンパーオペラ(下車観光)
 フラウエン教会(下車観光)

19:30 ホテル着
食事(朝:ホテル  昼:ソーセージ料理  夕:魚料理)  宿泊:(ドレスデン又は近郊泊)
3 ドレスデン発









プラハ着
09:00 ホテル発。専用車にてマイセンヘ
   (約250KM、約1時間)

ヨーロッパの高級磁器として有名なマイセン焼きの博物館(入場観光)へ。
(約1時間)

昼食後、プラハへ
(約180KM、約3時間30分)。

17:30 ホテル着
【OP】ビアホールディナーとプラハ夜景鑑賞 (別料金)
食事(朝:ホテル  昼:ポーク料理  夕:ローストチキン)  宿泊:(プラハ泊)
4 プラハ発










ウィーン着
08:30 ホテル発。
【世界遺産】プラハ観光(約3時間)
 プラハ城(入場観光)、
 カレル橋(下車観光)、
 旧市街(下車観光)、
 聖ビート教会(下車観光)。

プラハより、ウイーンへ
(約300KM、約5時間30分)。

20:00 ホテル着。
食事(朝:ホテル  昼:魚料理  夕:ビーフ料理)  宿泊:(ウィーン又は近郊泊)
5 ウィーン発


















ブダペスト着
08:30 ホテル発。
【世界遺産】ウイーン歴史地区観光 (約3時間)。
 【世界遺産】シェーンブルン宮殿(入場観光)、
 シュテファン寺院(下車観光)、
 ベルヴェデーレ宮殿(下車観光)、
 国立オペラ座(下車観光)。

ウイーンより、スロバキアの首都ブラチスラバへ (約70KM、約1時間30分)。
 ブラチスラバ観光(約1時間)
 ブラチスラバ城(下車観光)、
 旧市街(下車観光)。

観光後、ブダペストへ
  (約200KM、約3時間30分)。

19:00 ホテル着
【OP】フォークロアディナー(別料金)
食事(朝:ホテル  昼:ウインナーシュニッツェル  夕:ハンガリアングヤーシュ)  宿泊:(ブダペスト泊)
6 ブダペスト 08:30 ホテル発。
【世界遺産】ブダペスト観光(約3時間)
 旧王宮(下車観光)、
 漁夫の砦(下車観光)、
 ゲレルトの丘(下車観光)、
 くさり橋(下車観光)、
 マーチャーシュ教会(下車観光)。

午後:自由行動。

【OP】ドナウベントの美しい街観光
              (別料金)。

【OP】ドナウ川イルミネーションクルーズ
              (別料金)
食事(朝:ホテル  昼:パプリカチキン  夕:ロールキャベツ)  宿泊:(ブダペスト泊)
7 ブダペスト発 06:20〜13:00;空路、帰国の途へ(乗継)。
食事(朝:○  昼:機内食  夕:機内食)  宿泊:(機中泊)
8 東京着 11:00〜16:00;通関後、解散。
食事(朝:機内食  昼:×  夕:×)  

これを書いているのが前泊地の成田。旅行はいよいよ明日から始まります!
 


はじめに 1日目 2日目 3日目 4日目  5日目 6日目 7日目 8日目 9日目

TOPページに戻る

   

inserted by FC2 system